娘から教わったこと

心が疲れきってしまった人に
正論をどんなに並べたところで
元気付けることなんてできないんだということ。


たとえば「もう死んでしまいたい」と言っている人に
「そんなこと言っちゃダメ」とか
「生きたくても生きられない人がいる」とか
「感謝が足りないからだ」とか言うことは

この3年間 あっちこっち彷徨ってみて
そういう言葉は 確かに正論かもしれないけど
結局は その言葉を発した人を否定してることだったんだと。

「死んでしまいたいと思うくらい つらいんだね。」と そばに寄り添い
「ここまでよく頑張ったね。」と そっと背中をなでる。

そのままのあなたでいい。 そのままのあなたをまるごと受け入れるよ。 

娘の笑顔は そこにありました。
それを身をもって教えてくれた娘。
ありがとう。


今 心を病んでいる人がどんなに多いことか。

先日 数十年かかって心の病から元気になられた方と話しました。
「目に見える傷があるわけでもない。でも外から見えない心の傷が痛くて苦しかった。それを周りの人にわかってもらえずとても辛かった。」と。
彼女は無条件で自分の存在そのものを まるごと受け入れてくれた人との出会いで、少しづつ元気を取りもどせたそうです。

このストレス社会
カウンセリングやさまざまな癒しを外に求め歩く。

『自分で自分を励ますことが出来ない人は 人に励ましを求める』のだそうです。(米沢興譲教会 田中信生牧師 曰く)
だからといって「おはよう!」と鏡の中の自分に微笑みかけたり
「今日も頑張ったね。良くやっているよ!」なんてやっぱりなかなか出来ないなぁ。まだまだ人に励ましを求めちゃってます。

2011.02.08:菓樹mama:[◎娘]

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