『たわらっ娘』とかいて、たわらっこ と読むのは
【生活クラブやまがた】の俵型の油あげです。
(画像は袋だけ、中身は食べちゃいましたm(__)m)
俵型の油あげは置賜地方独特の形なんです。
私も置賜出身ですので、この形は見慣れているのですが、
そうでない組合員にはちょいと使い勝手が良くないよう。
「おいなりさんが作りにくい」
「使い方がわからない」などの声が上がっていました。
そこで、生活クラブやまがた山形北地区では
このたわらっ娘を作っている野川食品さん(南陽市)をお招きして
この油揚げが出来るまでをお聞きしながら、斬新な油あげレシピを紹介する学習会を開催しました!
生活クラブやまがたは今年で50周年を迎えます。
そこで記念事業として【スマイル50】―50の生産者との大試食会を行います。
それに先駆けてプレ学習会を色々なところで開催しています。
今回の学習会もそのプレ学習会のひとつです。
みなさんに、とっても素晴らしい油あげを紹介したくてその様子をまとめてみました(^^)
この油揚げは山形の組合員の声から生まれた消費材です・・・生活クラブでは商品といわず消費材という(^_^;)
山形の組合員が開発した米油をつかって、消泡剤を使わないで作った油あげが食べたいとの願いに応えてくれた野川食品さん。
生活クラブと出会う前は安価な大豆油を使っていたそうです。
「たわらっ娘」を開発するにあたり、思い切って切り替えてくださいました。
これは私たち組合員が必ず利用し続けます!という約束があるから出来ることだと思います。(だから食べ続けないとね)
ふっくら ふんわりした食感にするために二度揚げをして下さっています。
これは手間のかかることですよね。
しかし、これをすると形が悪くなるんだそうです。
きれいな俵型にはならず、少しでこぼこしてしまうのだそうです。
生活クラブからは、形よりも おいしいほうがいい!と言ってもらっているので、おいしいものを作りたいという自分の気持ちを、食べる人がわかって買ってくださることは うれしいことだとおっしゃっていました。
スーパーにも俵型の油あげを納めているそうですが、大手スーパーさんからは 「形を同じように揚げるのがプロでしょう、形をきれいに揃えてください」といわれたんだそうです。
だから、スーパー向けのものは二度揚げしないで作っているそうです。
安く納品しなくてはいけませんし、手間などかけていたら赤字ですものね。
しなしながら、結局スーパーからの要望は一般消費者の要望でもあると思います。
見た目がよくて、安いものをという要望。
作り手の思いなどどうでも良いのです。安く買いさえできれば。
わたしはそういうのが嫌で生活クラブに加入しているというのもあります。
生産者の思いを受け止めて理解して消費材を利用する。
そして生産者も同じように組合員の思いをしっかりわかっている。
そんな信頼関係で自分や家族の『食』が成り立っていたら素晴らしいですよね。だから、生活クラブがやめられないのです!
それでは長くなりましたので「たわらっ娘」のおいしいレシピは次のブログにて(^_^)/
ちなみに50周年記念事業【スマイル50】は10月20日(土)にビッグウイングにて開催です!
私は野川食品さんのブースのお手伝いをする予定です。
ぜひお越しください♪
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