今日は娘の授業参観日。
好きな漢字を画用紙に大きく書く課題が教室の壁に貼ってあった。
長女が選んだ字は『幸』という字だった。
字のまわりには きれいな花がたくさん描いてある。
これを見た瞬間 張り詰めていた何かがほわんとした。
長女と同じく特別支援学級に在籍するNちゃんのお母さんと
はじめて話しました。
「(自分も周囲も)受け入れるまでがすごく大変だった。」と。
これには全くわたしも同じ。
このお母さんとは多くの言葉はいらなかった。
経験してきた痛みが同じだったから。
人は 考えもしてなかった現実が突きつけられると
まさか・・・、なぜ?とショックを受ける。
自分を責めたり 周りをせめたり うらんだりもする。
泣いて 悩んで 落ち込んで
時には泣く気力さえなくす日もある。
しかしそんな中にあっても 人とのつながりで
ちょっとづつ元気が出て 少しずつ前を向き始められる。
時には しばらく立ち止まったり また戻ったりしながら。
頭ではこうしなきゃって わかっているけど そんなに簡単じゃない。
必要な時間の長さは人それぞれだけど
だんだんと受け入れることが出来て
気がつくと ちゃんと自分の足で立って前に向かって歩いている。
Nちゃんのママもそうやって来たんだなぁと思った。
もし長女が心を病んでいなかったら
世の中にはこうやって苦しんでいる人たちがいることを知ることもなかっただろう。
自分自身の生き方を深く考えたりすることもなかったと思う。
家族の絆がこんなにも強く結ばれることもなかっただろう。
そして たくさんの愛情あふれる心優しい人たちとの出会いもなかったはず。
全ては最善のために起きる
試練は宝
無駄なことなんてひとつもないんだって
ちょっとはわかった気がする そんな参観日になりました。
2年生の次女は国語の授業でした。
とってもいい詩を学んでいました。
『ぼくはぼく』 からす えいぞう (工藤直子)
ときどきぼくは
ほんのすこし
いろつきのはねがほしいな と
おもったりする
ほんのすこし
いいこえでうたえたらな と
おもったりもする
でも
これが ぼくだ と
とんでいく
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