湯の香 松の湯

湯の香 松の湯
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戦国時代から江戸時代のはじめにかけて、ここ出羽の国(山形)を治めていた武将・最上義光(もがみよしあき)。今年は彼の没後400年に当り、様々な記念事業がお隣の山形市で行われています。

霞城公園(国史跡・旧山形城址)内の二の丸東大手門をくぐると、馬にまたがった義光の勇姿を見ることができます。台風一過、青空に向かって今にも駆け上るような、躍動感が伝わってくる銅像です。

彼は最上家11代の当主で、関ヶ原の功績により、57万石の大々名となりました。当時は、全国で5番目の石高を有し、出羽の国は実質100万石の城下町として繁栄したと言われています。

彼の全盛時代に、狩野宗秀(永徳の弟)に描かせた、重要文化財の絵巻物「遊行上人絵」(ゆぎょうしょうにんえ)10巻が、霞城公園の隣にある最上義光歴史館で、11月10日まで特別展を公開中です。入場は無料。

この上人絵は、時宗の開祖一遍と二祖他阿の布教の様子を記した伝記絵巻で、当時の風俗や人物のコミカルな動きや表情、着衣などが楽しめます。ボランティアガイドの丁寧な説明もあり、歴史好きな方にはおすすめです。

かつて山岳信仰や修験の山として栄えた「水晶山」(すいしょうざん)。当館から車で東へ15分程のところに登山口があります。先日、当館をご利用いただいた研修会のお客様と講師の先生に同行し、久しぶりに歩いてきました。

参道やサインもきちんと整備されており、トレッキング感覚で安全に登れる標高667メートルの里山です。

その参道を進んでいくと、時代を感じさせる「山姥」(やまんば)が迎えてくれます。二体とも江戸・寛政年間のもので、当時は女人禁制の修験の山に祀られることが多かったといいます。

山の中腹には管理棟の「六角堂」が建っています。堂内にはカラー写真で詳しい史跡の紹介がなされており、水晶山の全容を知ることができます。
「登山の思い出ノート」のページをめくったり、自由に記帳するのも思い出に残ります。

ここまで、車で来れるので、山頂までゆっくり歩いても1時間足らず。山頂には神社が祀られ、道々に古い道標や堂跡などが点在し、当時の栄華を偲ぶことができます。

水晶山は、天童市の貴重な歴史遺産です。地元の水晶山に親しむ会の皆さんが、きちんと管理されているので、気持ちよく登山ができ、県外のお客様にもおすすめしたいスポットです。

本館客室の前庭に、今年もツリバナマユミの赤い実が鈴なりに実りました。

実のなる前は、一見してあまり目立たない控えめな感じのする木なのですが、実のつけ方がちょっと個性的です。果実がカパッと割れて、中から種子がぶら下がっています。

「ツリバナ」は、「吊り花」の意。秋も深まってくると、葉っぱも赤く色づいていきます。

種子がこぼれ、翌年芽を出したものを取り上げて、その苗を毎年育てています。数に限りがありますが、「植えてみたい」とおっしゃるお泊りのお客様に差し上げています。



天童温泉の各旅館では、玄関前に統一の行灯を設置しています。これに取り付ける歓迎の前垂(まえだれ)を、このたび新調しました。

開湯100周年のときのものと図柄が似ていますが、「ようこそ天童温泉へ」の歓迎の文字を真ん中に据えて、全体を将棋盤に見立てています。「将棋のふるさと天童」をイメージしたもの。

来年は、山形の観光を県を挙げて全国に発信する「山形デスティネーションキャンペーン」の年。10年ぶりの大型キャンペーンです。これを受けて、天童でも独自の「お・も・て・な・し」に磨きをかけて、大いに盛り上げたいと考えています。

このお出迎えの前垂と行灯は、天童温泉の旅館のほかに、JR天童駅や山寺駅にも設置させていただいています。
地元の人でも、意外に足を運んだことがない、山寺の「馬口岩」(ばくちいわ)。「ばくち」と聞くと「博打」を連想しますが、実は岩の形が口を開けた馬に例えられてこんな名前が付けられたといいます。

冬場、凝灰岩の穴に氷柱ができることから、別名「アイスヒル」とも呼ばれています。

山寺「風雅の国」の西側駐車場に登り口があります。ここから馬口岩まで、ゆっくり歩いても15分くらいで行けます。岩のてっぺんには鉄柵が設置されているので比較的安全なのですが、小生高いところは苦手なので、岩の上に立つとどうしても足がすくんでしまいます。

今まで下から見上げていた山寺の風景も、ここから眺めるとちょっと趣が違います。五大堂が、ほぼ同じくらいの高さに見えます。

今月下旬には山の紅葉が進むので、晴れていれば目の覚めるような山寺の絶景が楽しめます。初雪の頃もよさそうですね。

山道はちょっとぬかるんでいる所もあるので、滑らないように足元には十分な注意が必要です。それから、「熊出没注意!」の看板もあったので、ワイワイ話をしたり、ラジオや鈴をつけて登ることをお勧めします。

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10月に入って、朝夕めっきり涼しくなり、庭の広葉樹の葉っぱも薄っすらと色づいてきました。紅葉狩りのメッカと言えば、その名のとおり「紅葉川(もみじがわ)渓谷」。山寺の先の面白山のふもとにあり、当館から車で30分で行くことができます。

今年は鮮やかな紅葉が期待できるのでしょうか。昼から時間が空いたので、下見に出かけてきました。地図にある「現在地」に車を置いて、この場所から渓流沿いに面白山高原駅まで歩きます。

リュックを背負い、カメラを片手に約1時間のトレッキング。帰りはコスモスベルグに立ち寄って、車道を下り車のある場所まで戻ります。

ご覧のように、紅葉狩りにはまだちょっと早かったですね。これから夜の気温が下がれば、紅葉が進んで行くでしょう。例年10月末から11月初めごろまでが見ごろのようです。

このコースには、5つの滝と吊り橋もあり、変化に富んだ景観を満喫できます。これからの季節、マイナスイオンいっぱいの涼風を頬に受けて、紅葉狩りを楽しんで見てはいかがでしょうか。

今年で12回目を迎える「ひがしね・さくらんぼマラソン大会」。参加者が12000人を上回る、ビッグイベントに成長しました。去る6月8日の大会前日、新幹線の天童駅到着時間に合わせて、駅前の広場でお客様の歓迎セレモニーを行いました。

開会直前になって突然の雨。傘を差しての歓迎のごあいさつです。山本天童市長(赤いハッピ)に続いて、所用で理事長が欠席のため、小生が代わって天童温泉の旅館ホテルからのあいさつを申し上げました。

ゲストの千葉真子さんからも、ユーモアタップリの激励の言葉をいただきました。会場から、「千葉チャンはどうして足がそんなにきれいなんですか?」などの質問もあり、和気藹々と参加者の皆さんも大満足の歓迎セレモニーでした。

大会当日は、お天気にも恵まれ大成功でした。東根のさくらんぼに対抗して、天童市では来る11月4日に「ラ・フランスマラソン大会」を、大々的に開催する計画です。

また、山形市でも市街地を走り抜ける「山形シティマラソン」を、10月6日に開催予定。ランニングイベント目白押しです。

サッカー観戦をはじめ、この秋、イベントでのご宿泊はぜひ天童温泉をご利用ください。

健康ウォーキング「クアの道」の整備事業の一つとして、舞鶴山の公式ウォーキングルートに「統一サイン」を設置する予定です。

「この場所でどうかな」 「OKです」 という具合に、その設置場所と最終的な確認作業のために、小生を含めスタッフ皆で歩きました。

この事業は、 花の山形観光圏事業の取り組みなので、今日は天童市はじめ、山形市、上山市そして西川町からも観光課の担当者が参加しています。

山形を代表する花笠音頭の「♪花の山形 紅葉の天童・・・」のルーツとなった場所に、天童青年会議所のメンバーが、このたび紅葉の補植をしてくれました。

この場所もコースの中に入っています。

サインのデザインは、東北芸術工科大学の渡部先生(左から2人目)にお願いしています。来月には新設の総合案内板やサインにしたがって歩けるようになります。

7月15日、天童市が主催してこのコースを歩くイベントも開催予定です。

「農産物の販売だけではなく、県外からのお客様には、すすんで天童のPRや県内の観光案内も行おう!」を合言葉にスタートした日曜朝市「朝どり活き活き湯けむり横丁」。今年で開催12年目を迎えました。

今年度は、去る5月19日からスタートしています。10月いっぱい毎週日曜日午前6:00から8:00まで、当館駐車場(ガスト隣)で開催する予定です。

路地ものの野菜や果物の収穫はまだですが、会員が直接収穫した新鮮なこごみ、孟宗竹、ヤマウドなど、山菜ものを中心に販売しています。生産者が直接持ち寄りの良心的な価格で、地元のお客様にも喜こばれています。

いよいよ6月2日からは、朝市会場を基点に「ラジオ体操」と「早朝ウォーキング」も同時並行で行う予定です。(6:30スタート・30分程度の軽易なもの) 

朝の清々しい空気をいっぱい吸って、舞鶴山の親水公園周辺をゆっくり散策してみませんか。天童・舞鶴山の自然や歴史、農作物の耳寄りな情報もお伝えします。ウォーキングリーダー(加藤)と小生が皆様をご案内します。

今年も大塚製薬の協賛で、参加者には冷たいスポーツドリンクを無料提供。

この朝市会場が地元の人と宿泊のお客様とのふれあいの場となるよう、今年も気張らず楽しく運営していきたいと思っています。

今後の予定・・・・6月9日は、「山菜鍋」の振舞いを予定。お待ちかねの「さくらんぼ」は、6月16日から販売予定。(さくらんぼ期間中は、日曜朝市のほかに6月24日、6月30日、7月1日の月曜の朝も開催。)
順次、路地物の夏野菜、秋野菜、高原野菜、桃、りんご、ぶどう、きのこ、お米、生花など販売予定。クロネコ便も受付可。

皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。

先月、植木屋さんに頼んで、水鉢の水路の脇に植えてもらった菖蒲。夕方水をやりながら、いつ咲くのかと毎日心待ちにしていたのですが、ようやく咲いてくれました。

背丈は低いのですが、妖艶なその姿と色には存在感があります。蕾の色から推測すると、この薄紫の花と濃い紫があるようです。

隣の株も咲きました。

花後に株が充実して、来年の今ごろは水路の周り一面に花が咲き誇り、お客様の目を楽しませてくれることでしょう。

市街地の中心にあり、市民から一番親しまれている舞鶴山に焦点を当て、四季を通して歩ける「健康ウォーキング・クアの道」の公式コースを策定中です。その発表前に、ガイドの視点から確認をしながら実際みんなで歩いてみました。

舞鶴山の中腹にある建勲神社では、宮司さんから歓迎のごあいさつと神社の由来を伺いました。

参加者は、コースの調査にあたったクアオルト研究室の小関先生をリーダーに、上山市からも蔵王テラポイト協会所属のガイドの皆さんに参加していただき、小生を含め総勢13名のメンバーです。

個人個人の体力に合わせて歩行が可能で、かつバラエティのあるコースを複数設定しました。近日中に、コースのサインなども設置の予定です。

初めて舞鶴山を歩いた上山のガイドの皆さんからも、「すばらしいコース!観光のお客様にも大いにPRすべき。」と高い評価をいただきました。

町の中なのに、自然いっぱいの舞鶴山。いたるところに、シャガが咲いていました。2頭のカモシカとも偶然遇いました。舞鶴山が、430年前までは天童氏が支配する山城であったことなど、天童の歴史や文化に触れて歩くと、ウォーキングにも新たな魅力が出てきます。

市民を対象にした第1回目のウォーキングは、7月15日に開催の予定です。小生が皆さんをご案内します。

上品な深紅の花びらに魅せられて、4年前に園芸店から求めたこのシャクヤクは、 「レッドモナーク」という早咲き種。玄関前の木製ベンチ脇に植えてありますが、ご覧のように立派な株に成長しました。

花がよく見えるように、ナツツバキの枝を上の方に手繰り寄せて、紐で結わえています。
このところ日中の気温が上がったせいか、いっきに咲き出しました。

クレマチスも競うように、次々と花を咲かせています。

こちらはオキナグサ。すでに花が終わり、タンポポのような綿毛の種ができました。この時期、「庭に植えたい」というお客様に種を差し上げています。

梅雨に咲くナツツバキの花芽も膨らんできました。松の湯の庭は、もう初夏の気配が現れています。

夕方から急に雲行きが怪しくなり、突然の雷鳴とともに激しく降りだした雨・・・。せっかく咲き出した中庭のボタンの花も、これで散ってしまうのかと心配しましたが、ご覧のとおり大丈夫でした。

白いボタンも、ちょうど見ごろを迎えています。


今日から5月。倉津川の枝垂桜も盛りを過ぎて、黄緑色の葉っぱが若干目立つようになってきました。葉桜も乙なもの・・・。

桜が終わると、リレーのバトンを引き継ぐようにいろんな花が次々と咲いていきます。

ヤマブキの花もそのひとつ。新緑の葉っぱと鮮やかな黄色い花びらのコントラストが、何とも言えぬ春の印象を際立たせます。

東京からお越しのお客様も、ご出発前に玄関前のヤマブキをバックに記念撮影。このあと、広重美術館で開催中の「大滝博子 創作人形展」をご覧になってお帰りになりました。

またのお越しをお待ち申し上げます。

舞鶴山は、山形県内で最初にソメイヨシノが植栽された山。明治35年に、町で醤油の醸造業を営んでいた鈴木太助が東京からソメイヨシノの苗木2000本を取り寄せ、この山に植栽したのがはじまりです。「この地を遊覧の地に・・・」というのが、彼の夢だったようです。

100年以上の歳月が流れても、やはり舞鶴山のシンボルは「桜ともみじ」。このたび整備された舞鶴山親水公園の一角に、天童温泉開湯100年を期して、温泉組合ではこの記念碑とソメイヨシノの植樹を行いました。
満開の桜の下、先日(25日)セレモニーを開催しました。

以前の愛宕沼が親水公園に一新。、一周665メートルの歩道もでき、高齢者の方でも安心して沼の周りを散歩できるようになりました。想像していたよりも、かなり立派です。

今日は家族連れやカップルの花見客が大勢訪れていました。

今年度は、さらに南斜面の遊歩道を展望台まで整備する計画です。日に日にグレードアップする舞鶴山。
これからの季節、宿泊のお客様にも、朝夕の散歩におすすめしたいスポットです。

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