湯の香 松の湯
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竹雲先生に会いに行こう
県の史跡に指定されている旧私塾「格知学舎」。明治時代の学僧・本沢竹雲先生は、天童の貫津村(ぬくづむら)に招かれ、近郷地主層の子弟たちと起居を共にしながら、ここで仏教、儒学など日本古来の伝統に即する教育を行いました。
チョンマゲに和服姿の先生の肖像画をもとに、実物大の木彫(座像)を制作した人がいます。市内の彫刻家で、羽陽短大名誉教授の結城さんです。
この座像、昨年の県美展に出品した作品で、このたび格知学舎に寄贈されたものです。
昨日の山形新聞に載っていたので、早速この目で実物を見ようと出かけました。当館から車で10分足らずのところです。
かつて塾生たちが学んだ「至誠堂」という部屋に安置して、入館者に一般公開しています。手には数珠と扇子を持っています。先生は、写真がお嫌いだったそうですが、今日ばかりは失礼してアップで「パチリ」。
若葉が茂る5月中ごろには、庭に一面クリンソウの花が咲き誇り、訪れる人の心を和ませてくれます。暖かくなったら是非先生に会いに行ってみてはいかがでしょう。
2009.01.26:
matunoyu
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