湯の香 松の湯
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天童織田藩の歴史を探る
歴史を活かしたまちづくりが、いまどきのまちづくり。全国各地でその取り組みが行われています。
天童でも織田藩との結びつきについて体系的に学習しようと、天童商工会議所観光部会主催でセミナーを開催しました。今年で3年目になります。
織田信長を藩祖とする織田藩(宗家)は、幕末の38年間、天童に居を構えます。織田家の菩提寺「三宝寺」(天童市内)を訪ね、御霊屋(おたまや)「仰徳殿」(こうとくでん)を拝観。信長公の肖像画や代々の藩主の位牌を安置しています。
戊辰戦争の折、天童織田藩が官軍だったことから、幕府を擁立する庄内軍からことごとく寺や民家に火を放たれたことなど、寺の住職のお話を聞きました。この本堂は100年前に再建されたもの。瓦葺で重厚な造りです。
その後、滝の湯ホテルへ移動し「織田を探る」というテーマで、二人の歴史研究家の先生から講演をいただきました。
地元の歴史は、断片的な知識としては持っていても、時系列的にしかも体系的に全体像を把握するのはなかなか難しいもの。
時代背景として、舞鶴山・天童古城・最上義光の話は、戦国時代(約400年前)のこと。そして、この天童織田藩は幕末前後(150年ぐらい前)の話です。
ちょんまげを結った時代の話は、どうしても歴史を混同してしまいがちです。いずれにしても、これらを天童独自の地域資源として位置づけ、観光にも大いに活かしていきたいものです。
2008.09.26:
matunoyu
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