◆エリザベス◆
唯でさえ残暑が厳しいというのに顎下の負傷が化膿していたアム君はこんな状態に。 見ただけでも暑苦しいこのお姿、本人のご苦労は如何ばかりかとお察しします。 そんな彼に付いた仇名は‘エリザベス’、首に巻いたエリザベスカラーに由来しているのは見ての通りです。 本人も最初はこのカラーのお蔭でバランス感覚や平衡感覚が狂い難義な様子でしたが、ここ数日は傷も大分癒えカラーにも慣れたご様子。 一番のお気に入りは御仏壇の前、このお姿にはご先祖様もさぞ吃驚しておられる事でしょう。 実はアム君、エリザベスと呼ばれる前には‘西瓜丸’と呼ばれており、倉庫に置いていた大きな西瓜が何故か怖くて近寄れなかったんです。 怖い西瓜が無くなって一安心だった彼にとっては一難去ってまた一難、治り掛った傷口のカサブタが痒いのでしょうか後ろ足でカラーを叩く音が何とも不憫でなりません。 毎朝カラーを外してお母さんに傷口を消毒してもらう時の気持ちよさそうな表情を見ると一日も早い全快を祈らずには居られません。
2013.08.22