1月22日、朝から快晴、相変わらず雪は降らないがダイヤモンドダストがキラキラと舞い気温はかなり低い。
開店時間に暖簾を出したら店前の路上が何やら騒がしい。
出てみると水道設備屋さん達がドリルで何かを掘り出しているようだ。
何をしているのか訊ねてみると「消雪装置の散水部分の取替え」をしていると云う。
通常の年ならば今頃は四六時中休み無く水を出しているはずなのに今年は活躍の機会も少ない。
子供の頃は路上に積もった雪をブルが押して行く度に外に出て入口に残された重い雪を片付けていた。
それ以前は積もりっぱなしの路上から雪に階段を付けて出入りしたりひどい所では二階から出入りしたという。
春になるとどこの町内でも家族総出で路上に出てツルハシやスコップで氷状になった雪の層を取り除く「雪割り」という作業をしたのだと聞く。
無舗装の路上であった為、厚い氷の下から顔を覗かせた半年振りに目にする土を見つめては春の訪れを感じたものだという。
確かに道路に消雪設備ができた恩恵は計り知れない。
けれど便利さと引換えに失ったものも多いのではと思う。
小学生でさえ携帯電話を持ち歩く今の社会では「力を合わせて生きる」という概念さえ風化してしまったかのようだ。
