◆粉雪の悪戯◆
1月19日、凍てつく寒さに耐えながら愛犬と朝の散歩。 気温は勿論氷点下、我家の敷地から出て直ぐの路上で素適な物と遭遇しました。 厚い鉄板製の空気弁の凹凸の凹の部分に降り積もった粉雪が溶けずに残り、まるで一枚の版画を観ているようです。 普段は何気なしに踏んでいるこの鉄板も市の花‘あやめ’がモチーフとなっていて中々味のある造形です。 実はこの状態は長くは続かなく陽が射してくればたちまち融けて一色に戻ってしまうし、粉雪と気温とが絶妙のバランスでマッチングした時にしか出来ない現象です。 なので年に幾度も見れる訳でもなく、昨シーズンは一度だけ遭遇し散歩から帰ってからパチリしようとデジカメ持参で戻ってきた時には融けていたという苦い思いも。^^; 続いてはこれも店から直ぐの所にあるマンホールの蓋。 気象条件が同じな訳ですから当然こうなっていましたよ。(^^♪ 中央にあるのは長井市の市章で、モチーフはやはり‘あやめの花’。 デザインしたのは名誉市民第二号でもある彫刻家の故、 長沼孝三先生 です。 当日の朝の状況がこれですが、もう既に自販機には陽が射してきていて素適な‘粉雪の悪戯’が姿を消すのも時間の問題。 大雪による除雪作業で兎角忌み嫌われる雪ですが、時には心和むこんな素適な光景も演出してくれます。(^^♪ そして何と19日は小生の52回目のバースディ。 この年になると年を重ねる事の感慨は深まるばかりですが、誕生日にこんな素適な光景を拝めたのは単なる偶然では無いような。 ささやかながらも粋なプレゼントだったのかも...。^^
2012.01.21