私たちは3週間の病院実習でたくさんのことを学ばせていただきました。
その実習を通し印象に残ったことは、患者さんの退院にむけての意欲です。
私が受け持たせていただいた患者さんは、症状が消失しても入院前のように歩行することが難しい状況でした。しかし退院の日は日に日に近づいてきます。
患者さんは「前のように歩いて退院する!」といって自主的に歩行練習などをしていました。
高齢であり、知力の回復力も私たちのようにすぐにはできない状況ですが、患者さんの努力している姿を見て、私も力になりたいと考えました。
そこで毎日歩行練習についていき、ふらつきなく安全に歩行できるように関わりました。
それらを実施し、歩行練習などを通して患者さんの体力は回復しベッド上ではなく椅子とテーブルを使って食事をとれるようになりました。
私は看護には患者さんの力になることに限界があると思います。
しかし患者さんの回復への強い意欲が私たちの看護との相乗効果で大きな力になるのだと学びました。
患者さんへの共感的な態度、どのような不安があるのかを聞き出すことは大切ですが、患者さんが前向きになれるように退院したらどのような生活を送りたいのか、退院したらなにをしたいかなど前向きになれるようなコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
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