これも東京のサラリーマン時代の話でご機嫌を伺います。
なにせバブルの真っ只中で、私も嫌いではないので、だいたい毎晩のように飲みに行ったりするわけです。そのほかに平日でも平気でライブなどの活動もしていましたのでどうしても生活は荒れてきます。
それで何を買おうと思ったのかは忘れましたが、また持っていたんです、七万円を。そのころの私は財布は何回も落とすので、これはないほうがいいということで財布を廃止していました。
その代り今もあると思いますが、高橋書店の№75の手帳のポケットにお札を挟む習慣があったのです。
先輩の佐々木さんというステーショナリー好きに「石塚、この手帳はセンスあるよ!」と珍しく褒められたので会社員を辞めるこの間までずっと愛用していました。
で、終電近くの電車だったでしょうか、ヘベレケになって寝てしまったんですね。
で背広の内ポケットに入れた手帳は七万円とかもろもろの大事なものとともに消えてしまいました。駅を降りてから気づいたんだっけかなぁ。酔いも吹っ飛びましたが勿論そいいうものは二度と現れません。
そしてその年のその後の手帳は思うようなものがなく、次の年分から落としても大丈夫なように(?)同じものを2冊購入していた意味不明な時代があります。
十四万円よ、さようなら!
そんなことがあるたんびに、残念会と称して飲んでいました。
こうやって見てみると七万円ってそこそこ厚いものですね。
