今日のお客様のなかで、ブログを見てきたという方が2名いらっしゃいました。
ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。
さて、ちょっと、昔話になります。このブログに書き込んでいる友人は、たまたまというか(後輩とかからは書き込みにくいといわれています)すべて高校の友人です。
そして、みんなマイルスが好きでした。
マイルスはトランペットのマイルス・デイビスではなく、門東町にあったジャズ喫茶です。
今から約30年ほど前のことになりましょうか、
チャーリー小野という同級生に誘われて、この門をくぐりました。そして高校3年間はまあ、よく通いました、お金もないのに。
学校終了後、特に3年生の時には行ってましたねぇー。
コーヒーは250円だったでしょうか?270円だったでしょうか?300円でお釣りがあったのでは、という気がしますが。そして厚切りのトーストが300円ぐらいだったと思います。コーヒーはさておき、トースト、木村家のパンだったと思いますが、おいしかったです。そして、お酒やタバコもここで仕込んだんですねぇー。
よく聞かせてもらったのは、マイルス、コルトレーン、アート・ペッパー、リー・モーガン等など、そして私のお気に入りは、写真のフランキー・レイン&バック・クレイトンでした。
東京に旅立つとき、これをテープにとって貰い国分寺に向かったのでした。そのころ私が山岳部で、マスターも大学で山岳部だったこともありいろんな話をしてもらいました。
その後米沢に戻り、店はいつもの通りやっていて、毎日宴会の日々が続いたのですが、私たち常連の努力不足もあり残念ながら閉店、最後を見届けるかたちになってしまいました。
そして今日ブログを見てきてくださったお客様より、マスターが故郷に帰ったということを知らされました。とても気になっていたので、それを訊いてほっとしたという気持ちもありましたが、もう会えないのかもしれないと痛切に感じました。
閉店まで飲んでいると、たまにこの賑やかなレコードをかけてくれました。ちょっと店のカラーとは違うのですが。
フランキー・レインはシナトラのような憂いや、クロスビーような良心や、トーメのような小粋さや、コモのような優しさなどという風情とは違いましたが、明るさとガッツにおいてはいかにもアメリカらしいシンガーでした。そしてクレイトンのとつとつとしたトランペット、時間があればリクエストしてください。いつでもおかけします。
そして、千葉さんお元気で!!
