山形「紅の蔵」に遊ぶ。
山形で中々いい取組みをしてるよ、という声があちこちで聞こえるようになったのは4月の始めだったと思います。 火曜日やっと行くことができました。2時半に幼稚園が終わってお迎えに行き、まっすぐに山形へ向いました。 始めにNAKAOさんに寄っていろいろな陶器を見せたいただき、相変わらずお店の綺麗なことに感心し、勉強させていただきました。たっぷりのアイスコーヒーもおいしく戴きました。 その後十日町の長谷川家「紅の蔵」を見せてもらったのですが、これが見事に上品な京町家の風情です。 山形から最上川河口までは、あくまでも紅花という高級稀少染料の原産地として、いつでも京の都のほうにベクトルが向いていたのではないでしょうか。 米沢は徳川に睨まれて以来、どうしても江戸の顔色を伺う癖が抜けなくなって、こういう粋などという文化とは掛け離れたものをある意味構築していったような気がします。 吉田松陰は来てるけど、芭蕉は来ないもんね。 でも、うちの店に来た県外からのお客様は、一様に「米沢はいいところだ、文化がある。」といってくださることも本当に多く、この独特な田舎侍の町も県都山形と対比させることにより、一層彫りが深くなる感じがして面白いと思いました。 連携などという言葉ではなく。 相棒はこういうところに来ても、つまらないとは言わなくなってきました。 諦めているのかもしれません。 25日は濃い一日でした。
2010.05.26