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電気のトラブル分電盤?

  • 電気のトラブル分電盤?
本日のスタッフレポートで
弊社の小川が分電盤の取扱についてご説明致しましたので
その記事に関連して先日対応させて頂きましたOBのお客様
の電気のトラブルについてお話させていただきます。

日曜日の夕方事でした事務所から自宅に戻ってすぐに会社より
連絡が入りました。

お客様より電気が徒然使えなくなったので対応して欲しいとの連絡でした。

お客様より連絡を受けた担当は、漏電の可能性もあり危険なので家電品の
コンセントを抜いてブレカーも確認して頂く様お話はさせて頂いたとの事
お客様からも再度、ご連絡をもらう予定にしているがお困りなので急ぎ対応
願いたいとの内容でした。

まずは、お客様の住所と電話番号(ご自宅の)を聞き弊社の協力電気店へ連絡し対応を
依頼したのですが生憎と現場作業中で近くに居ないためすぐにお伺いすることが出来ないとの事。
少しお待ち頂かなければいけない状態なりそうなので取り合えずお客様に電話連絡
をしたのですが、通じません。

考えて見ると電気が使えないのだからご自宅の電話が通じるわけが無いのです。

私も古いな~昔の電話は通じたんですが・・・浅はかでした。

しかし、あまりお待たせも出来ないのでお客様からの電話待つよりお伺いしたほうが
早いと思い自宅からも近いので直ぐに向かいました。(実は私は、電気が苦手で碌に
テレビの線も接続出来ないのですが)

お伺いした時は、奥様がご在宅で直ぐに上がらせて頂き状況を確認させて頂きました。

すると電灯がつく箇所があり一部の電気が使える状態でした。

そこで電気店に電話して指示を仰ぎました。

子ブレーカーがすべてONになっているか漏電ブレーカーは、下りていないかなど指示
通り確認をしましたが不思議なことに漏電ブレーカーも子ブレーカーも電力会社のブレーカーもONの
ままなのに一部の電気しか点きません。





その内容を電気店に報告すると

「子ブレーカーの上の段(列)か下の段(列)のどちらか一方が点かないのでは有りませんか」
と言われ確認するとその通り上の段(列)の系統の部屋が使えない状態でした。

そのことを報告すると電気店は、

「多分、欠相ですね。電柱側の引込み線のヒューズが飛んでしまったんだと思われます。
直ぐに東北電力コールセンターに連絡して対応してもらってください。」との事。

早速お客様にご説明しコールセンターに連絡をして頂きました。

その後私は、工務担当に連絡の引継ぎをして御暇したのですが、程無く電力さんが、
来て復旧が完了したとの御報告を工務担当に頂きました。

さすが電力さん対応が早いですね。

今回のことでお恥ずかしい話ですが私自身大変勉強になりました。

お客様のお宅は、10年以上前に建てて頂いたのですが当時の引きの込み線のヒューズは
現在の物より劣化しやすくこの様な現象が起こる場合があるそうです。

弊社の技術担当にもこの内容を伝え、すばやい対応が出来る様勤めてまいります。

でも知らなかったのは私ぐらい・・・・・

2010.06.09:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

より 長い性能維持のために

  • より 長い性能維持のために
以前は、弊社の外断熱の現場もだいぶ珍しかったのですが、
今では、外断熱工法を取り入れるハウスメーカーや地域のビルダーも
増えており、かなり普及してまいりました。

弊社では、従前より取り組んでいる外断熱工法の長期にわたる性能の維持の為
施工の面でも様々なこだわりを持って取り組んでおります。

今回は、弊社のこだわりの一部をお話します。

外断熱工法の壁の外皮廻りは、当然ながら断熱材を構造躯体の外側に貼り付け
気密テープ等により気密処理を行います。
(構造用合板などの耐力パネルを使用する際はパネル自体を気密材とし
気密テープ等により処理を行う工法もあります。この場合は、
断熱材の内側が気密層になります。)

断熱材が、押出法ポリスチレンフォームの様な発泡プラスチック系のものであれば
それ自体が防水性能を持っている為、気密防水テープ等でしっかり連続性を
持たせれば外壁の内側(通気層)に透湿防水シートの施工を行わなくても外壁面の
防水性は確保されます。



*上記の写真は県外の建築現場で弊社の物件ではありません。

(現在では、住宅瑕疵担保責任保険においても外張断熱協会の働きがけにより、
ある一定の施工基準を満たせば透湿防水シートの施工が無くても適合になります。)




しかし、屋根の取り合い等の部分において防水テープのみの処理に頼る形になる
ため様々な自然条件下においてより長くその性能を維持することを考えた時
弊社としては、テープの性能に頼るだけでなく透湿防水シートを施工し雨水が浸入して
も高いところから低いところへと言った水の流れに則した対応で外部に排出される
仕様にしております。







しかしながら外断熱工法の場合、透湿防水シートを留め付けることがなかなか面倒です。
その理由は、シートを留め付けるタッカーの針(ポッチキスの針の様な物)が、
断熱ボードに効かないため、しっかり施工するにはそれなりの工夫が必要だからです。





弊社では、試行錯誤して防水テープと通気胴縁を組み合わせてシートを押さえ込む様な
工夫を行いシートの連続性を確保しその防水効果のより長い持続性を図っています。

その他にも長い経験を生かし様々なこだわりで長期に渡る性能の維持に努めています。
2010.06.05:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

りんくう展示場リフレア設置開始

  • りんくう展示場リフレア設置開始
昨日より、
りんくう展示場に全館除湿(加温機能付)ユニットリフレア
設置工事を開始し致しました。

(上の写真は除湿ユニットの室内機です。)


今回の工事は、二機の除湿ユニットを既存のSC-SV換気システムに接続し
フィルターも高性能仕様に入れ替えといった内容でシステム的には
多少イレギュラーな形態になりますが、除湿・加温といつた機能と
高性能除じんフィルターによる花粉の除去性能は変わりません。

(切り替え時に手動操作が必要なシステムになります。)

明日には、始動開始予定です。
2010.06.02:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

昨日講演を聴いて(J1復帰のベガルタ仙台の現状と課題)

昨日(社)宮城県建築士事務所協会の通常総会が開催され弊社社からも
私が主席させて頂きました。

総会が無事終わり引き続き講演会がございました。

講師の方は、(株)ベガルタ仙台の総務部長様で『J1復帰のベガルタ仙台の現状と課題』
と言う演題でございました。

私自身は、サッカーにはあまり詳しくないのですが、ブランメル仙台時代からの苦労話
など大変興味深いお話でした。(ところでブランメルとは、伊達者と言う意味だそうです
知らなかった~なるほど)

講演の中で、宮城県民としてちょっといい気分になったお話がありました。

ベガルタ仙台のチームもサポーターも非常に紳士的で2年連続のフェアープレイ賞
(確かそう聞こえましたが間違いでしたらすみません。)を受賞したそうです。

さすが宮城県民


それから、ホームゲームなのに浦和・鹿島・山形とのゲームは何故ユアスタではなく
宮スタで行われるかが判りました。

対戦相手のサポーターの動員数があまりに多くユアスタに入りきれないからだそうです。

山形はお隣なので判る気がしますが、浦和や鹿島のサポーターの熱の入れようは
凄いですね~。

ただしユアスタで行うゲームより宮スタで開催する方が、3倍経費が
掛かるので経営的にも大変だそうです。それでもお客様(サポーター)第一で開催する
そうです。(なるほど感心しました。)

他にもいろいろ勉強させられるお話を聞かして頂きました。

私は、宮スタの近くに住んでおりますが一度もゲームを見たことがありません。

今度は、私も宮城県民としてスタジアム足を運びベガルタ仙台の応援をして
その雰囲気を味わいたいと思います。
2010.05.29:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

基礎と防湿シート(床下の防湿対策)

  • 基礎と防湿シート(床下の防湿対策)
今回は、基礎の防湿シートについて考えます。

ここ数年住宅の基礎は、べた基礎が主流に成りつつありますが、それと併せて
床下の湿気対策として防湿シート(フィルム)を敷く工法も多くの
メーカー・ビルダー等で行われています。




防湿シート敷きは、床下の土台・大引きと言った床組部分を乾燥した状態に
保ち材の腐朽や蟻害を防ぐ為の防湿対策の一つとして施工されています。


ではどの様な工事内容で行われているのでしょうか

参考までに住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の技術基準は下記の内容です。

・床下全面に厚さ0.1mm以上の防湿フィルムを敷きつめる。なお、防湿フィルムの
重ね幅は300mm以上とし、防湿フィルムの全面をコンクリート又は乾燥した砂等で
押さえる、押さえの厚さは50mm以上とする。

【鉄筋コンクリート造のべた基礎(厚さは100mm以上で防湿コンクリート
を兼ねる)とする場合は、防湿フィルムの施工は、しなくても良いとしていま。】

上記の仕様は、基礎外断熱の場合で一般の基礎より厳しい仕様になっています。
(基礎断熱の場合は、気密性が高く床下が高湿な状態になりやすいため)


業界の中には、べた基礎の防湿シート敷きはおまけ的要素であまり効果が無い
と言う方もいらっしゃいます。

確かに上記の技術基準では、べた基礎の場合施工しなくても良いとしていますし
基礎断熱ではなく一般基礎で床下した換気口等によりしっかり換気していれば良い
とは思いますが(敷地の条件にもよります)・・・・・

防湿シートの透湿抵抗値は、コンクリートの比ではありません。
よってしっかり施工されれば、高い防湿効果が得られるはずです。
(べた基礎と防湿シートによる二重の防湿対策とPRしているメーカーもありま。)



しかし仕様や施工上の問題で、きちんと施工されていない場合もあるので
ただのおまけ的にしか見られないのだと思います。


では、仕様の問題・施工上の留意点とはどんなことでしょう。

仕様については、シート(フィルム)の厚み強度です。

支援機構の仕様は0.1mm以上となっていますがそのぎりぎりの0.1mmと言うのは、
非常に薄く軽く弱い為シートを敷きこんだ後の鉄筋工事等の施工を行う際に
相当慎重に作業を行わないとシートが破れたり重ねの部分のめくれなどで
防湿性能を低下させてしまいます。悪くするとシートが、くしゃくしゃになった
ままコンクリートを打設してコンクリートの厚さや一体化に弊害が出る
可能性も有ります。




又、施工上の留意点は、給排水設備等の配管工事を行う際に防湿シートを貫通して
配管してしまい破れたままコンクリートを打設してしまうと言うことです。
これもまた良くありません。テープなどで処理をする必要があります。
なるべくなら、そうした配管は避けるべきでしょう。

0.15mmを使用する方もいらっしゃいますがこの厚みでも少し頼りない気がします。
(歩くだけでは破れませんが・・・・・)


弊社では、しっかりした強度と重さの0.2mmの仕様にしています。
重ねは当然300㎜以上とし社内検査実施時にしっかりチェックを行い破れが
あった場合は、テープ等で処理を行います。





配管工事においても、シートを貫通する施工を極力避ける工法を採用しています。

*0.2㎜の防湿フィルムは以前の次世代省エネの気密仕様でⅠ、Ⅱ地域
(C値=2以下)の厳しい基準で採用されておりより、しっかりした性能を
確保できるものです。
ちなみにⅠ・Ⅱ地域以外(C値=5以下)の仕様は0.1㎜です。

何度も申し上げますが防湿シートを敷きこんだ後にその上で作業を行いますから
しっかりした強度のものが必要ですし作業後のチェックも大切です。

弊社では、より高い防湿効果を得られる仕様と施工で対応しております。
2010.05.29:m-seino:コメント(1):[清野 光芳/レポート集]