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『夏の高性能住宅の室温は?』のお話

  • 『夏の高性能住宅の室温は?』のお話

暑い日が続いて大変ですね。

私も毎晩寝苦しくてなかなか疲れも取れません。

(ぐっすり寝れる高性能住宅に住み替えたいものです)

と言うことで、今回は高性能住宅の室温についての記事をご案内します。

 

夏の室温は、26℃~28℃くらいが目安となります。これは、私達が感じる

体感温度との関係から考えられる室内温度です。人間は、恒温動物ですから

平均36℃という体温を一年中維持しています。体温が0.5℃上昇しても体は

変調をきたし、4℃以上も上昇すると死に至る場合もあります。従って健康な体は、

生理的に熱の発散や保温を繰り返して恒温状態を維持しています。体温があがり

すぎると発汗作用で体温をさげようとします。夏の外気の平均温度を30℃くらい

だとすると、室内温度はそれよりも2℃低い設定で、充分に涼しく感じられます。

また、外気温と温室が同じでも除湿することで、室内の方が涼しく感じられます。

温度と湿度の関係で、赤道直下の高温の南国でも湿度が低いと木陰に入り、日射を

防ぐだけで涼しく感じますが、これは体の熱の放散をスムーズに行うためで、

梅雨時のように湿度が高い状態では、木陰に入っても汗が吹き出て蒸し暑さは解消

出来ません。梅雨時に室内でエアコンを使用する場合には、温度を下げるよりも湿度を

下げる除湿を心掛けると体感温度が下がり、快適に生活出来ます。但し、このような

除湿で効果を上げるためには、湿気を含んだ外気を室内に侵入させない、しっかりと

した気密・断熱性能が重要になります。送風機能のあるエアコンでは、除湿して送風

するだけで充分に快適な住環境を造り出すことも可能です。

 

日本の夏を快適に過ごすには、湿度のコントロールが重要です。

【大東住宅展示場ソーラーサーキットの家には、無理なく除湿を行い爽やかな空間を

 作り出すリフレアを装備しております。是非、この時期にご体感下さい】

 

2017.07.16:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

『不快指数』のお話

今回は、不快指数のお話です。

 

以前にもお話しましたが、体感温度とはまわりの温度が体温よりも低ければ、

人体と空気の間に温度の差が生じるので、対流による熱の発散が行われます。

空気温度が低いときには、まわりの壁や床の表面温度も低くなるので、輻射に

よる熱の発散も行われ、実際温度よりも低温に感じます。これが冬の寒さです。

逆にまわりの空気の温度が体温に近くなると、人体との温度差が少なくなりますが、

今度は汗などの発汗による潜熱発散で体温調整を行います。周囲の湿度が高いと

発汗による蒸発が十分に行われなくなり、不快な気持ちになります。

これが夏の蒸し暑さです。冬期に周囲が寒くても焚き火をすると直接火の暖かさが

感じられるのは、直射熱(顕熱)が空気の冷たさに関係なく光のように移動して

くるからです。太陽光の暖かさは代表的な顕熱です。このように体感温度は、周囲の

壁などからの輻射熱や湿度環境によっても大きく変わります。

潜熱と顕熱で感じられる夏の体感温度は、おおよその目安として下図の不快指数で

表現することが出来ます。

 

 

 

まだまだ、不快指数が高くなる日がつづきます。
ゆっくり休める住いには、温度と湿度がコントロールされた快適な環境
が必要ですね。
2017.07.09:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

『夏は太陽熱を遮断する工夫』のお話

  • 『夏は太陽熱を遮断する工夫』のお話

夏の快適住空間を作り出すためには、太陽熱を遮断する工夫が必要です。

 

高断熱・高気密性能が重要なのは、室内と室外を完全に遮断し、

省エネルギーで室内温度コントロールを可能にすることです。

太陽の熱は、光と同じ性質を持ち熱線として放出されます。

壁面の断熱性能が重要なのは太陽熱太陽熱などの室外の熱を

壁の中にため込まないようにするためです。

断熱性能が悪い住宅は、外壁や天井にためこんだ熱を夜になってから

室内に輻射熱として放出されます。

さらに気密性能が悪いとクーラーも効かない、最悪の住環境になりますね。

 

ソーラーサーキットの家は断熱性能は勿論のこと他にも、夏の快適住空間を

つくり出す工夫があります。

一つは通気。

一つは湿度のコントロールです。

(詳しくは大東住宅展示場で!!)

2017.07.02:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

『夏、2階が寝苦しいのは』お話

  • 『夏、2階が寝苦しいのは』お話

ムシムシした不快な季節となりました。

今回はだいぶ前にもご案内しましたが、『夏、2階が寝苦しいのは』についてお話し

ます。

 

屋根や天井の断熱性能が悪い住宅では、夏の日中に70℃近くまで熱せられて小屋裏に

蓄えられた熱が、夜になって周りが冷えてくると輻射熱として2階の天井から室内に

放射、供給されるために、天井に近い2階の室温が外気温度よりも上昇して寝苦しい

のです。

これを防ぐためには、屋根や天井の断熱施工を充分に行うことと熱だまりにならない

よう、小屋裏の換気を充分に行うことが重要です。

 

睡眠は健康維持のためにも、大切なことです。

ぐっすり眠れる快適な家にするためには、断熱・気密がきちんと施工され、躯体内の

内外もしっかりと通気がとられている、建築的な工夫がなされた高性能な住宅としな

ければなりません。

 

2017.06.18:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

『除湿すると同じ温度でも涼しく感じる』お話

除湿すると涼しくなる理由は、顕熱と潜熱の関係で説明することが出来ます。

人間は体温を調整する為に熱を発散させますが、このとき比較的に温度が高くても

相対温度が低ければ対流や輻射で熱の発散(蒸発)が汗としてスムーズに行われ、

不快な感じがしません。これが除湿による効果なのです。一方、温度は同じでも相

対温度が高い場合には、潜熱(湿度)により熱の発散が阻害されて鈍くなり、汗の

発散(蒸発)もスムーズにいかないので不快な感じを受けるのです。梅雨時などの

無風の状態で感じる蒸し暑さは、躰から発散した湿度が除湿されないたの現象です。

 

これからの高性能住宅には、ジメジメ・ムシムシした梅雨時期でも快適に、

過ごせる性能が必要です。

大東住宅 ソーラーサーキットの家は、梅雨の時期でも快適な住環境を造り

出す工夫があります。

是非、この時期に大東住宅の展示場でその快適さを体感して下さい。

 

おまけ

今年もやってきました!!

(弊社事務所の駐車場にて撮影)

車に気を付けて達者でね!

 

 

 

2017.06.10:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]