HOME > 元気な企業と社長さんのご紹介

【山形の元気な企業】寒河江市「卯月商店・製麺」さんの「原点」

わが蕎麦処山形には、もし蕎麦好きな県外のお客様がいらっしゃったら
是非お連れしたい蕎麦屋さんて県内各地にありますよね!

私自身も蕎麦好きなものですから、市町村別にいくつかご推薦先を諳んじること
が出来ると思います。
ただ、実は近年まで知らなかった有名な蕎麦・うどん屋さんがあったんです。
それが、今回のご紹介したい企業「株式会社 卯月製麺」さん、
そして商品を販売している「株式会社 卯月商店」さんなのです。

山形の蕎麦・うどんといっても実はこちらの商品は『乾麺』です。
乾麺ですからこれらをそのままビジュアル化しただけでは楽しくないと思い、
卯月商店さんのシズル感溢れるカタログ写真から2ショットご紹介します。

まずは、代表的な「寒河江そば」の調理例です。はい。



そしてこちらは冬季限定「あったかそうめん」の調理例です。


前述の通り恥ずかしながら本当に知りませんでした。
それもそのはず、山形での店頭売りはほとんどしていません。
販売しているのは、寒河江駅前の本店、寒河江IC、寒河江のチェリーランドなど
わずか数箇所での販売にとどまっています。
お客様の9割以上は、電話やファックスや郵便、そしてインターネットなどの
口コミで広がった県外のお客様なのです。
逆に県外の方から「卯月商店」てしってる?と聞かれたこともありました。
http://www.rakuten.co.jp/uzuki/


3代目の卯月亮専務曰く、
「名産品、お土産品として成長してきたのではないし、これからも、その方向性は
今のところありません。日常的に召し上がっていただく品質の良い安全なものを、
ひたすら誠実に安価で提供することを全国にいらっしゃるお客様に対して
継続しているだけです。」

話をうかがって、「これが原点だな・・・」としみじみ考えさせられました。

50年ほど前に郵便と国鉄を使って開始した当社独自の「通信販売」という特色を、
文字通り“新しい葡萄酒を古い皮袋に入れたりはしない。”方針で、新時代型に
発展させ、この度、受注コールと連動した「通販基幹システム」を独自に開発しました。
トコトン、お客様の要望にきめ細かく対応するという視点での開発だそうです。

「原点を大切にする」当社の今後のお考えを1点だけご紹介します。

「これだけ、全国にお客様が広がったのは、それこそ地元寒河江のお客様が
県外のお客様への贈答品として利用いただいたことが出発点。」
「これから原点回帰します。すなわち、地元で指示をいただき、地元のより多くの人に
食べていただくこと、利用いただくことを進めて行きたいと思っています。」


こんな想いをお持ちの企業様のお手伝いをさせていただくことが、
私どものサービスの「原点」であることを改めて確認することができました。

【山形の元気な社長】出羽桜酒造の仲野社長さん

清酒を扱う小売店や飲食店など酒販のプロが審査する
第六回日本全国美酒鑑評会の冷酒部門で、山形県産酒が
1位から3位までを独占した。(2010/10/21「山形新聞」)

この1位に見事輝いたのは、出羽桜酒造さんの「出羽燦々」です。

先日、出羽桜酒造さんを訪問させていただき、仲野社長さん
自らの酒蔵見学と講義を受講する機会を得ました。

吉田類さんの酒場放浪記や安倍夜郎さんの深夜食堂を見ながら
じっくり日本酒を飲むために生きている私にとって、
忘れられない、貴重な学びになりました。

一番最初におうかがいした言葉、
「日本酒にヴィンテージものはありません」

わかってはいますが、よく考えると深い言葉だなぁ~。
「何年のブドウは出来が良かった」というような、
人間の手が及ばない理由には「支配されない」という点で、
唯一の醸造酒だそうです。

そして、この脈々と受け継がれた味わいは、
出羽桜酒造さん規模の酒蔵であるのに、すべて
職人さんの手作業という「技」で受け継がれていました。
昔は社長さん自ら、酒母室で裸になり、「酒の母」が入った樽を
抱きしめて温度調整したそうですよ。。。

MaxFactor社SK-IIの香り成分でも有名な、
出羽桜さん特有の「桜花の香」に心地よく包まれながら
あらゆる工程で、驚くほどの手作り感を味わったあとは、
別室で経営に対する考え方や実際に行動されていることなど、
盛り沢山うかがいました。

これらうかがった中から、今回の大賞受賞にも関係する、
出羽桜さんの「不変のポリシー」を3つご紹介します。

1.地元でしっかりとした市民権と存在感のある酒であること。
*ニューヨークやロンドンでいくら評価されてもダメ。
*目的はあくまでも地元での支持。

2.圧倒的大差のある、分かり易い品質であること。
*品質が一番。支持と理解を得られる圧倒的なレベルを維持する。

3.他の酒の上に立った吟醸酒ではないこと。
*吟醸酒に注力している当社だが、コンクール酒のために決して
 他の製品の質を犠牲にしない。もしそうであればコンクールやめる。

キャリアクリエイトももちろんですが、
ちょっと言い回しを変えて、「行動基準」として社員の名刺入れに
すぐに入れておけますね!

セミナー終了後には場所を変えて懇親会。。。。。
(一番楽しみだったかもw)
有名な「一路」くんもいただきましたょ。。。

(写真:齋藤さんありがとうございました。後ろが社長さん。
うしろ姿ですみませんm(_ _)m )