赤ワインが良く飲まれる南フランスでは他の欧米諸国と同様に乳脂肪摂取量が多いにもかかわらず、動脈硬化の患者が際立って少ないことは「フレンチ・パラドックス」と呼ばれ、原因を解明しようという研究がなされてきました。1944年に国立健康・栄養研究所により赤ワインに含まれるポリフェーノールが動脈硬化を予防することが立証されました。ポリフェノールは黒ぶどうや紫、赤など色のついた葡萄の皮や種に多く含まれますが、赤ワインは、これらのぶどうを使い、果汁と一緒に果皮や種も入れたまま発酵させるため、ワインに多く含まれるようになります。どのような赤ワインでもポリフェノールは含まれており、銘柄を気にする必要はありません。一口に赤ワインといっても、深いコクのあるタイプから軽いタイプまで、味わいは様々です。あまり飲み慣れていない方はいきなり辛口やコクのあるワインを飲まれるよりも、甘口赤といった甘みのあるものや、ラベルにライトボディーと書かれている軽い口当たりの飲みやすいものから飲まれるといいと思います。
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ワインのQ&A ⑤赤ワインが動脈硬化などに体にいいと聞きましたが、どんなものを飲んだらいいですか?
2010.07.30:kinkei:[ワインのQ&A]
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