卒業シーズンに入り学生さん方は1年を振り返っていると思いますが、
私もしっかり反省すべき点を克服できるよう「思い」を強く持ち目標に向かって
4月からフレッシュな気持ちで仕事・プライベートに取り組んでいこうと思います。
また、4月から山形職業能力開発専門学校より大工希望の生徒の入社決まっています。
新しい社員が増えることによって違った風が吹き始め周りの社員もマンネリした
気持ちが新たな考えを持ち、私も含め一人一人が成長し続けることを願っています。
現在の新築工事の内装・建材は既製品が多いので職人技が光ることがなく伝統技術を
持った若い職人が少なく、年輩の匠技を持った職人も減ってきているので家の中の
職人技の見せ所を弊社でもアピールし、ポイントでお客様にも喜んで頂きつつ、
若い大工さんへも造ることへの楽しさなどを伝えていきながら匠の技の伝承に
少しずつ取り組んで行こう思っているところです。
トップの写真は純和風の住宅で腰壁に大木杉の木の根っこの部分を1枚の板に加工し、
900㎜の高さで手摺兼用に造作材を収めた写真です。
無垢材を利用することにってと本当の木の良さ(家全体が呼吸する家)が出るので、
一部分にモダンな感じで無垢材を表す提案をしていけたらな思います。
上の2枚の写真は構造体を表して施工した御宅です。
現代では機械で構造体を加工する時代で間違いもなく正確に隙間なく、まっすぐに
建物が建ちますが、私が見習い大工時代は1本ずつ図面を見て収まりを考えて、墨を付けて
ノコギリ・カンナ・ノミ・玄能(カナヅチ)を使用して刻んでいました。
現代でも上の写真のような表す材木(綺麗に仕上げる材木・曲がった木材・丸太)を
利用するときは墨付けをして1本ずつ刻んでいます。
こういった大工さんの匠の技を見せられる箇所を提案し、無垢材をおもてに出して
木の良さを皆さんに伝えていきたいと思いますので宜しくお願いします。
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