最近は、大工の伝統技術を発揮して和風の建物が減っている為、なかなか若い大工さんが
育たない環境でいきなりお客様の建物で練習させる事はできないので、どうしたら現場で
造作を任せられるか考え、定期的に若い衆の勉強会を開き技術,知識の向上をはかり、
技術的に任せられると判断した上、現場で新しい仕事を行ってもらうようにしています。
今回は和室の廻り縁を高橋大工さん指導のもと何回か練習した成果を見させて貰いました。
廻り縁の施工はいろんな収め方がありますが今回は基本の『袋留め』を教わっていました。
袋留めとは下図のような造りです。
みんな何回も練習した成果がでていました。
新たな仕事を指導者をつけながら任せていこう思える出来栄えでした。
早速、4年生の神保君に須藤大工さんを指導者におきながら
階段施工を行って貰っています。
まだ施工途中ですが、綺麗に胴付き面(部材同士くっつく面)は付いていました。
まだまだ掛かりそうですが、わからない点をしっかりと聞いて施工を行っています。
現在、4名の見習い大工は非常に真面目で一生懸命に自分の将来の為に目的を持って
頑張っているので将来、楽しみです。
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