いよいよ本格的な冬の到来でしょうか?!
水道メーター検針の方から、「水道の使用量が前回よりも
多くなっています。」と教えられ、市の水道部の方に
診てもらいました。

数年前から、トイレロータンクから便器内に
チョロチョロと水が流れるのを気にはしていましたが
どうやら漏れ出る水量が増えていたようでした。

築20年を超え、ロータンクから水の出を止める役割の
フロートゴム玉が経年劣化し、フロート弁座との間に
隙間が出来てしまったために、水が漏れている様でした。
フロートゴム玉は何種類かあり、ホームセンターでも
売っているので、トイレの品番から適合する直径のゴム玉を購入。

ところが・・・。蓋を開けてみると、思ったより
複雑な形状・・・。

メーカーサイトの純正品を調べてみると
フロートゴム玉と上部のフロートカップが一体で
販売されており、さらには、販売期間終了品・・・。

タンクに水を貯め、排水から止水までの一連の様子を何度か観察。
各部分にどのような役割や仕組みがあるのか、よーく確認。

ゴム玉とフロートカップが一体化し、その『長さ』があることで、
ブレのないゴム玉の上下運動が行われていました。

ところが・・・。矢印の部分が特殊な形状をしており、
ホームセンターで購入したものをそのまま使うことは出来ません・・・。
家にはトイレが1個所しか無く、「何とかして使えるように」と
考えに考えた結果、

フロートカップや案内棒はそのまま既存品を使用。
赤で囲ったゴム玉の部分だけを新品と交換しました。
その後、数回動作試験し、無事止水することを確認しました。
これまで何度かゴム玉交換を経験していましたが、
改めて、経験値が利かない現場がある事、また、
購入した物をそのまま使えなくても、現場に合わせて
工夫することの大切さを学びました。
何よりもお客様のご不便を解消できて、何よりです( *´艸`)
(部品の説明画像はLIXILさんのホームページより転載させて頂きました。)


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