今年の夏は、ことのほか”暑さ”が突き刺さる感じがしています。
エアコンのない自宅では、そうめん率が高くなっていますwww(>_<)
先日、「西日が暑くて・・・。何とかならないでしょうか?」という
お問い合わせを頂きました。
建物において熱の出入りが一番大きいのが窓。
夏期の”暑さ”は、太陽から降り注ぐ、熱線(電磁波)が大きな原因となります。
木陰に入り、太陽からの熱線を浴びないと涼しく感じるのはこのためです。
熱移動の三原則「伝導・対流・輻射」
伝導=アイロン、対流=ファンヒーター だとイメージし易いと思います。
輻射=熱線(電磁波)が物体内の分子を激しく振動&衝突によっておこる熱が、空中に放射される
太陽と地球は1億5千万kmも離れていて、宇宙空間には空気がありません。
接触や空気の介在が必要な、伝導や対流はありえません。
では、なぜ太陽が当たるところは暖かい(暑い)のでしょう?
太陽からの熱線(電磁波)がさまざまな物体の分子を振動させて
熱を発生させ、その物体の熱が空気中に放射されているのです。
電子レンジで物が温まるのはこの電磁波のおかげです。
太陽からの熱線(電磁波)が物体に降り注がなければ、物体が
熱を帯びることはありません。
それを防ぐ唯一の方法が、”反射”(^^)/
電子レンジで何かを温める際、アルミホイルがNGなのは
電磁波を反射し、温めたいものに電磁波が届かなくなるからです。
太陽からの熱線(電磁波)が届かなくなるようにするには・・・
温めたくない”ものの外側”に熱線(電磁波)を”反射させるモノ”を
設置するのがお勧めです!
すだれやよしずが窓の外側なのも、納得できますね。
古民家の軒先の長い下屋、縁側や広縁など、太陽からの熱線(電磁波)が
建物の奥へ届かないようにして、夏を涼しく過ごしていた
日本人の知恵もすばらしいですね(^^♪
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