はなネット盛岡支局
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花巻での小口震災救援物資の取り扱い
この度の東北関東大震災により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
2月23日に市内の市民活動団体・個人の有志で「花巻市民活動ネットワーク協議会」(通称「はなネット」)が設立されました。私もその会員ですが、盛岡に住んでいるため、かってに「盛岡支局」を名乗っています。盛岡でNPOが小口物資を集め始めましたので、18日に持参し、仕分け作業を手伝ってきました。
現在、花巻市内での個人等からの救援物資は、はなめいとで御承知の花巻青年会議所と「いわて・結っこ」花巻支部のほか、市役所本館1階でも取り扱っていますが、現地では布団や防寒具よりも、以下の生活用品などが大量に不足しているそうです。
・肌着 (新品のもの、下着上下、靴下など)
・靴 (新品のもの、運動靴、長靴)
・バスタオル (新品のもの)
・オムツ (大人用、子供用)
・生理用品
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・石鹸 (ハンドソープ)
・洗剤 (食器用、洗濯用)
・シャンプー(できれば無水シャンプー)
・マスク
・歯ブラシ、歯磨き粉
・風邪薬、うがい薬、消毒液
・使い捨てカイロ
・粉ミルク
・哺乳瓶
・携帯ラジオ (電池入り)
・電池
・紙コップ・皿
盛岡では、NPOの呼びかけにある商店会が新品を大量に提供してくださいました。新品は個人では難しいので、商店会のご協力があると助かりますね。
集まった物資は男・女・子供の別に分類してから送った方が現地で助かるとのことで、市役所では、分類作業などのボランティアも募集しています。一人ひとりの物資や参加は少しでも、それが集まれば大きな力になります。3か所のどこでもよろしいと思いますので、はなネットの会員の皆さんはもちろん、一般市民の皆様にもご協力をよろしくお願いします。
昨日、はなネット事務局の一人が「いわて・結っこ」花巻支部に集まった物資を現地に運んできましたが、その情報を以下に転載します。
現地の状況と問題点です。
・物資は充足しているが、住民の分配が大変。少量だと分けられない為、問題が発生する。
・現在の食事は自衛隊がおにぎりと缶詰めを支給。漬物などのおかずが喜ばれます。
・娯楽も無い。特に絵本や、トランプ、玩具などは良い。子供がそれに熱中すれば子育てママも休める。
・高齢者、女性、子供には特に劣悪な環境。プライバシーがない。
・治安が悪化し、窃盗がある為、半壊した家から離れられない。孤立の原因。
・衛生用品、雨具、春モノ衣料などが今後が重宝される。
・とにかく、入浴したがっている。結いっこでは、日帰りor宿泊の温泉サービスを検討中。
・物資が充足してきたため、ニーズに合わないものは迷惑がられます。
・各避難所のリーダーの対応により、地域格差が生じている。
・結の精神が残っている為、助け合い、そして役割を持つ事で生きがいを見出してます。外部からのボランティアの受け入れについては、専門分野(精神ケア、重機の専門、医療、建築)以外の受け入れは難しいと思います。なぜなら単純作業は住民で出来るからです。
・予想以上に内陸部の移動促進は難しそうです。(特に成人男性)
...もっと詳しく
2011.03.21:
kenji
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