「桜桃忌」。

本県では、「さくらんぼ」の初出荷も終わり、県外からのサポーターもやって来て賑やかな様相。

さて、本日はその「さくらんぼ」に因んで、三鷹や津軽で「桜桃忌」が開催されるはずです。

太宰治の命日、「桜桃忌」。

私も、この青春時代の「はしか」には大いに罹患致し、津軽旅行に興じたわけです。

その当時は、まだ「リアル太宰」を知っている御仁も生存されており、さまざまなエピソードを語ってくれました。

一番の思い出は、「船橋太宰文学研究会」に在籍しているとき、太宰の専属編集者であった「野原一夫」さんと一緒に飲む機会があったことです。

彼は、「斜陽」などにもそのモデルが登場する方で、戦中・戦後に特に可愛がられた方です。

太宰研究家にもさまざま居りまして、「心中」「情死」ばかりに光を当てる「エセ者」がおります。

つまり、「文学」の本質に脚光を浴びせるのではなく、「スキャンダラス」な部分のみに「特化」させた売文屋だわな。

そういう輩に対して、彼は非常に憤りを感じ、私みたいな小僧にも丁寧に教えてくれたのでした。

彼はそのとき既に、「肺がん」でした。

講演をしている最中にも、咳き込み、痰が絡んでいるようでした。

私はそんな彼の、「一言一句」を真剣に聴いた覚えがあります。

尊敬して止まない、太宰よりも、もう10年も長生きしている私。

だけど、「精神年齢」は全然到達してないんだよな~。

そう言えば、ジョン・レノンもそうだっけ?

そして、「父」の存在。

「父」の享年は53でした。

もう少しだな。

織田信長は、「敦盛」から「人生50年・・・」と辞世の句を詠んだという。

それを過ぎたら「余禄」、が私の先輩達の言。

そして、「余禄」は人のためにと言っていました。

自分もそんな人生を送りたいものです。
2014.06.19:katsumin:[コンテンツ]