温泉組合の誘客宣伝部長を10年以上間勤めているという彩花亭時代屋の冨士さん。長年上山の町おこしに尽力してきた。
特に「彩花亭時代屋」・「縁起屋まるみ」・「はたごの心橋本屋」3つの旅館で始めたJRの企画「花紀行」は有名。平成6年にはキャンペーン期間中に3件合わせて1万人の集客を達成、平成11年に上山温泉と葉山温泉を合わせた共存共栄での町づくりを推進し、現在の町づくりと観光を絡めた温泉地の展開の走りとなった。
さらに葉山地区では、山に登る800mの道路を廊下に、それぞれの旅館を【部屋】と見立て、リピーターとなるお客様を飽きさせないようにと、各旅館順々に改装工事を計画し、またそれぞれの旅館が特徴のあるオンリーワンの旅館づくりを心がけている。
町づくりと観光を絡めた温泉地の展開の走り「花紀行」
2005.07.28:SAMIDARE スタッフ:[かみのやま温泉の人々]
地域全体でのおもてなしの心「ゆかたまつり」
中でも現在4月~9月にかけて行われている「ゆかたまつり」はお客様の参加型の試み。町を歩く各ポイントに足湯を設けるなど、町を浴衣で歩いてもらう様々な工夫がほどされ、また期間中はお蕎麦屋さんの蕎麦作り体験やお菓子屋さんのお菓子作り体験、その他多くの企画やサービスと、地域全体でのおもてなしの心で上山に訪れたお客様を楽しませている。