事業経営には、三つの技術が必要とされている。固有技術、管理技術、社会技術の三つである。固有技術とは、その会社にしかない技術を指す。列をなしてでも食べたいラーメン屋があれば、それはお客がそのラーメン屋の固有技術を買っているのである。管理技術は、ヒト、モノ、カネを管理する技術である。目標やプランを定めて、6ヶ月先行で業績をチェックする。社会技術では、人間、とくに経営者の姿勢が問題になる。事業経営は、ソロバンと人間関係に尽きる。
企業には現状維持ということはないたえず成長へと好循環しているか転落へと悪循環しているかのいずれかである企業成長には1.3.5の壁がある成長段階が変わればやり方が変わる・年商1億円は生業。公私混同の壁がある・3億円は家業。これを超えるのはトップの器・10億円から企業。生産(仕入)・販売・経理のバランスが大切・30億円では、組織運営、社会技術の習得が必要・50億円になると、1T3M戦略の自立経営が求められる ・100億円から中堅企業。開発・生産・販売・財務・管理のペンタゴン戦略
東日本ハウスの創業者・中村功氏が提唱していた「三日坊主のすすめ」が面白い。成功の法則、それは、具体的な目標、正しい方法論、そして、三日坊主。三日やったら四日休んでもいい。で、また三日やってみよう。短期集中の繰り返しが継続の力となる。
お客さまの要求が自分たちが目指している商品・サービスと合わない場合要求を無視すべきだ。(K.ブランチャード)すべてのお客様を満足させることは難しい。ターゲットを絞り、顧客層に合ったサービスを提供することが絆づくりの出発点だ。人脈を金脈に変えるコミュニティマーケティング
「鬼ごっこ」は、子どもの遊びであるが、人間の狩猟本能の代償行為でもあるらしい。群集心理の発揮や、秩序の維持、緊張感と肉体的能力と駆け引き、様々な要素が組み合わされている。「マーケティング」とは、売れる仕組み。顧客を絞り込み、本音(インサイト)を知りプロポーズする。顧客のインサイトをデータベースとしてもち、行動を予測できれば「宝船」を得たも同然。エンタープライズは企業の宝船。事業のハイブリッド化を推進します。
企業が一人前になるには、赤字、脱税、労働組合の三つの洗礼を受けなければならないという。赤字は罪悪であり、経営者失格である。脱税も同じだ。労使は、志を同じくする経営パートナーである。労働条件の改善や従業員の意見を積極的に聞くのは当然として新しい労使関係をつくる努力を払う必要がある。企業経営はゴールのない駅伝競争であり絶対につぶしてはならないのだ。