先日、石けんを使いましょうという記事を、ブログ同様、FBにもアップさせていただいたのですが、アレルギー治療の第一人者としても有名な多賀城の「かくたこども&アレルギークリニック」の角田先生からコメントを頂戴したので紹介させていただきますので、参考にしていただければと思います。
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<元記事>
石けんは、5000年の歴史がある天然の界面活性剤で、使って人に優しく使ったあとも、環境に優しくお魚の餌にもなります。
環境省によると家庭から排出される化学物質で、一番多いのが、合成洗剤に含まれる合成の界面活性剤で、処理場でも分解しきれずに海を汚しています。
洗剤に限らず、便利さや安さのつけは、私たちに確実に跳ね返ってくるということを理解しなければなりません。
石けんの生産量3万トンに対し、合成洗剤は、多額の宣伝効果によって何と100万トン!
画像は、我が家で使用している太陽油脂の商品ですが、日本にはシャボン玉・宮城にも坊っちゃんなどの石鹸メーカーはたくさんあります。
石けんには、液状タイプもあり食器や洗濯・シャンプーもあります。
泡立ちや香り・安さに惑わされずに、出来るだけ石けんを使いましょう(^^)
<角田先生>
特に危ない界面活性剤は陽イオン系界面活性剤で、これは細胞膜を破壊しますので、皮膚や粘膜の防御層を壊し、異物の体内への侵入を阻止できなくなります。それによって体は最終防御機序としてアレルギー反応を起こします。柔軟仕上げ剤、リンス、空中除菌剤に要注意です。石鹸も使用時間が長いと細胞は壊れますので、短時間での使用が大切です。
そして、空中除菌剤(消臭剤)と同じような界面活性剤はおしりふきやウエットティッシュにも含まれていますが、赤ちゃんのおしりの荒れが治らなくなります。
最近では点滴に混入されて殺人にまで使われました。
また、建築関係では塩化ベンザルコニウムなどの陽イオン系界面活性剤が白アリの防蟻剤として木材にしみこませて使われ始めましたが、これは揮発がないし、人への接触がないので有効利用でしょうか?高橋さんは意見ありますか?
<高橋 > 角田先生、貴重なご意見ありがとうございます。消費者が知らないまま・知らされないままに、使わせられている側面もあり、悩ましい問題ではありますが、結局は自己責任となるので、正しい知識を持って選択しなければいけない時代です。
建築の世界では、木材の防蟻のみならず、断熱材にもネオニコ系の薬剤を注入しております。加水分解もせずに揮発しにくいという資材もありますが、高温多湿の壁体内で、実際どうなのか?危惧しています。
最近では、有害性の高いイソシアネートを原料にしたウレタン系の断熱材も普及していますが、ホルムアルデヒドが含まれない安心な資材として、販売されており、イソシアネートの規制のないこの日本の行政と、知らずにお客様に勧める業界の姿勢にも憤りを感じています。
<角田先生>
イソシアネートは香料の徐放効果としてのマイクロカプセルの原料です。たたくと香りが出る、または、効果が長時間持続する香料は同時に毒性があるイソシアネートのモノマーも放出されます。なめると苦みがありますので(ウレタン塗料をなめると同じ苦みを感じます)、香料を吸い込むとのどの奥で苦みを感じる香料はイソシアネートが出ていると思われます。イソシアネートの酸素(O)基がイオウ(S)に置き換わったイソチオシアネート(苦みの元)はキャベツなどアブラナ科に含まれ、取ることで全死亡リスクが減るなどのいい効果が報告されていますので毒と薬は紙一重の差ということでしょうか。苦みは同じようです。
とにかく、石鹸だけでできた石鹸の使用をお薦めします。
<高橋 >
詳しいご説明ありがとうございます。今後ともご指導のほどお願い申し上げます。
そして、最後に、角田先生からお褒めの言葉を頂戴しました。
<角田先生>
こちらこそよろしくお願いします。高橋さんの情報発信はとてもいいです。頑張ってください。
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