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▼DC-DC>昇圧IC HT7750A>電圧変更回路 特性測定その3

前回、組み合わせの良くない抵抗比(昇圧し過ぎ)での測定だった為、
レギュレーションも効率も良くなかったので、抵抗比を変更して再測定を
実施した。

今回のR1-R2の組み合わせは、22k-43kと、11k-22k。
最初、22k-43kでの組み合わせのみ測定予定だったが、データを取った後、
R1の値がもっと小さいほうが良いかと思い、新たな組み合わせ11k-22kでの
測定を追加した。

負荷は前回同様、約10mAの定電流。
前回の測定結果と比較する形でグラフにしてみた。

結果的にはレギュレーションはあまり改善した感じがしなかったが、電源電圧が2.6Vを
上回った辺りからほぼ所定電圧が得られる感じとなった。

また電源電流が減少し、その分変換効率も前回40%前後だったものが70%前後と大幅に
改善が見られた。(効率は決して良い値とは言えないが、使用したLの直流抵抗が
大きい事が影響していると思われる。)

なお、22k-43kと11k-22kの組み合わせは、抵抗比がほとんど同じなので、計算上の
出力電圧も大きな差が出る事はないはずだった。
しかし、22k-43kの時は計算値に近かったのに対し、11k-22kの時の電圧は計算値より
0.7V程低下してしまった。


電圧が低下した原因は未調査だが、Lから発生する逆起電力のうち、計算値の電圧を
得るのに必要な波形のピーク部分はエネルギーの少ない領域であり、そのエネルギーが
抵抗に流れ込む事で計算通りの電圧が得られなくなっているものと推測している。


●画像 ( )
●2012.01.11
●cwk
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