jr7cwk;lavo
▼DC-DC>昇圧IC HT7750A>昇圧能力の確認
手持ちの部品で昇圧回路を組むにあたり、この部品で最大電圧がいくらになるのか
確認する為に、電圧検出が効かない回路(図参照)にて電源電圧対、出力電圧および
電源電流を測定してみた。
実はこの回路、以前「白色LED点灯用簡易DC-DCコンバータのアイディア」
(下記アドレス)として紹介したものの出力に整流・平滑回路を追加したもの。
http://samidare.jp/jr7cwk/lavo?p=log&lid=172614
ただし、本回路はメーカーが想定している回路ではない為、何が起こっても自己責任。
測定は無負荷で行った。
その結果、1.2V付近で8.8V,1.5V印加で8.9V程得られている。
ただし、無負荷にもかかわらず80〜120mA程流れている。
このような大きな電流が流れているので、電圧をあまり上げる気にはなれず、
測定は1.5V止まりとした。
無負荷にもかかわらず大きな電流が流れてしまう事は、先の「白色LED点灯用簡易
DC-DC〜」の実験でもうすうす感じてはいたのだが・・・
この回路では、LX端子にのみ高い電圧が印加される事で、IC内に想定されていない
経路で電流が流れているものと推測される。しかしこの電流がIC内で何処にどのように
流れているのかは知る由もなく、この辺の本当の事情はメーカーでないとわからない
であろう。
以下はあくまで想像であるが・・・
LX端子に接続されているのはスイッチングFETのドレイン端子のみではないのかも
知れない。
例えば、寄生ダイオードがありそれに電流が流れているとか、LX端子の印加電圧を
クリップする為のツェナーダイオードが入っているとか・・・
<2012年1月21日追加>
HT7750Aのブロック図見たら、「LX Limiter」と書かれた回路がぶら下がっているのに気がつきました。
どうも、こちらに流れているみたいです。
「LX Limmiter」は、OSCやスイッチング用MOSFETのBufferに行く経路があるようなので、LX端子の電圧?をfeedbackする動作でしょうか。
その動作が関係するかどうかは、波形見ないと判断できなさそうですが。
<追加おわり>
実験に使用した周辺部品は下記の通り。(後の実験も同様)
D:SD-103A (PANJIT/秋月(I-04271))
ショットキー,40V350mA,VF=0.7V@200mA
L:22uH (Core Master Enterprise/秋月(P-03964))
マイクロインダクタ,直流抵抗1.2Ω(max),許容電流285mA(max)
→LED点灯目的で購入したものであり、電力を得る用途では適さないと思う。
C:22uF 16V タンタル(手持ち品)
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●2012.01.09
●cwk
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