JR7CWK'sぶろぐ
B型無線簡易検測 その2
B型無線簡易検測 その3
ゾーン信号の解析だけならパソコンがあれば出来てしまいそうなので、ノートPCを車に載せて、受信機つないでFFTスペアナソフト立ち上げ沿線を少し走ってみました。
(本当は列車に乗車して試したかったのですが、パソコンのバッテリが寿命で、バッテリ駆動出来ないのでそこまではやりませんでした。 まぁパソコン持ち越まなくても、録音すればいいのか。) 以前は隣接ゾーンのオーバーリーチがひどかった高畠−赤湯間ですが、その後区間途中に基地局が増設されたせいか、走った範囲では隣接ゾーンのゾーン信号はあまり検出されませんでした。 録音しながら走ったので、トーンデコーダでの確認もしようと思います。 ちなみにソフトは、efuさん作のwave spectraを使用しました。 (周波数軸の拡大表示が可能なので、低い周波数でも詳しく見れます。) |
ATIS信号の解析中
こちらのAタイプ無線で使用されているATIS信号の解析やってます。
受信した信号のスペクトル見ただけでは良くわからないので・・・ パソコン上でFSKやらPSKの波形をいろいろな周波数で合成しては、EXCELの 「フーリエ解析」機能を駆使し、受信した信号のスペクトルと比較してます。 そんないたずらの過程で、ようやく変調して出てくる各スペクトルの意味が見えてきました。 FSKは一見周波数を変調しているように思われますが、一波に着目して見ると・・・ キャリアをデータで振幅変調されているという事実に今頃気がつきました。 (キャリアの両側に、データの周波数成分はなれた周波数にスペクトルが立つ) それが、二波ありますので、足し合わされていたんですね。(ASKが2波分) PSKは、丁度「平衡変調」かけた状態になっていて、キャリアは抑圧されてしまうんですね。 という事で、肝心のATISはPSKなんて事はなく、やはりFSKっぽいです。 スペクトルを見ると、1500Hzに最大のピークがあり,次に900Hz,2100Hzのピーク,そして、600Hz,2700Hzのピークが見られます。 この事から、周波数は2100Hz/900Hz(シフト幅1200Hz)で1200BPSと思われるのですが、どうかな? |
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http://www8.plala.or.jp/syuchyo/Btype_musen.html
このような仕掛けでしたら私でも作れそうです。
ただゾーン信号は、レベルだけでなく周波数が出て欲しい感じですね。
ていうのも、隣接ゾーンの混信が問題になるケースに気がついているからです。
パソコンのオーディオボードに入力して、FFT掛ければ解析出来そう・・・
(秋月のロガーがベースのようなのでちょっと無理か?)