JR7CWK'sぶろぐ
結構くたびれています
今シーズン最大のトラブル
一応メンテナンスはしています。
エンジンが逝かれては話になりませんので、オイル交換だけは毎シーズン行っています。 また今シーズンに入る前には雪の詰まりを抑えるべく、オーガー(雪をかき寄せる部分)やインペラ(かき寄せた雪を飛ばす部分),シューター部分の塗装を行っておきました。 (石を巻き上げるのでどうしても傷や錆が出ますので。) おかげで雪の付着がある程度抑えられているようです。 ところが今シーズンは降り始めが早く、温度が高い分とにかく雪が湿っていて重い! おかげで良く詰まる? その理由が最近やっとわかりました。 運転していて気がついた事ですが、雪が重いはずなのにエンジンに負荷がかかっている様子が無いのです。(音が変わらない) という事は・・・と調べた結果、案の定オーガ部分を駆動しているベルトがゆるゆるでした。 ベルトが緩んでいれば、雪の重みでオーガーの回転が落ち、連動して雪を飛ばすインペラの回転も落ちてしまいます。 これじゃ雪が飛ばず、すぐ詰まってしまいます。 オーガ部のクラッチを操作するとベルトが張るという仕掛けですので、ベルトが減っているに違いありません。 という事でバラしてベルトを交換しました。 その結果、快適快適! 自宅裏の屋根からの落雪、昨シーズンは生垣より上に雪が飛ばす苦労したのですが、生垣を刈って置いた事もありベルト交換後は楽勝です。 クラッチを操作すると、ギュッと鳴いてオーガーが確実に駆動されているのがわかります。 という事で、使いこんだ機械をお使いの方へ、 ベルトをチェックされたほうがいいですよ。 (なお点検の際はエンジンを止めましょう。メカに自信のない方は機械屋さんにお任せしましょう。) 写真は交換したベルト(ちょっと見えにくいですが、奥にある3本) |
除雪テクニック?
除雪機での除雪もいろいろテクニックがあるようです。
除雪機の型番の検索を行っている最中に見付けたサイト(下記アドレス)で「除雪機での除雪作業はモータースポーツだ」という表現を見つけ、正にその通り!と思いました。 http://www14.plala.or.jp/hobbyistKEN/HS660.html (直接リンクは避けましたので、アドレスをコピペしてください。) さて私が気がついたことを少しずつ書いていきたいと思います。 ・屋根からの落雪 雪の高さがオーガより高くなるとオーガの高さを調整しながら何度も往復という事になり作業効率が極端に落ちます。 特に締まった雪を溜めてしまうと除雪機では歯がたたなくなり、スコップで落としながらの作業が必要になります。 クローラが正常だったら、少しずつ坂を作って雪山に登ってもいいのですが、雪山に登っての作業は不安定で危険を伴う場合もあります。 あまり溜めずにこまめに飛ばすのが正解のようです。 ・何処まで下げるか 地面がアスファルトならいいのですが、土の場合は下げ過ぎると砂利を巻きこんでしまいます。 砂利を飛ばすと機械を傷めますし、雪が溶けた後に砂利の山が・・・? 車が通る場所はなるべく下まで飛ばしたいところですが、限界があります。 やっぱりアスファルト路面は楽だわ・・・。 ただしオーガの左右バランスが悪い状態で下げ過ぎると、抵抗の大きい方向にどんどん曲がります。 (このバランスで進む方向を調整するのもテクの一つかも?) ・何処に飛ばすか 雪を飛ばす距離にも限界があります。雪を捨てる場所に制約がある場合は特にそうですが、「倉庫番」のように雪をどのように動かしていくか考えながらの作業になります。 ・どのように走らせるか 雪質を見ながら、どのように走ると効率的に作業できるか、という観点もあるようです。 例えば道路に面した車庫。 除雪車が置いていく重い雪と、積もっただけの比較的軽い雪があるとします。 重い雪を低速で確実に先に片付け、軽い雪を高速でさっと片付ける、そんな手順でやってます。 重い雪でも主な部分を先に飛ばしてしまえば、残った部分は高速で作業してもうまく飛ばせます。 ・段差や凸凹 地面には段差や凸凹があります。その凸凹で機械本体が揺れますが、その揺れを考えつつオーガの下位置を最適に保つのがポイントでしょうか。 うまく表現できませんが。 |
勝負は雪が降る前から始まっている!?
豪雪で、散々積もってしまった今頃書くのも何ですが、
除雪作業の効率は雪が降る前に決まると言っても良さそうです。 要は、除雪作業が必要になる場所をしっかり片付けておく事。 邪魔物が多いと機械も入れませんし、機械が入れない場所でスコップによる除雪になるにしても、 邪魔物があるのとないのとでは、作業効率が全然違ってきます。 ちょっとの差で機械を入れる事が出来るようになるのなら、 冬場の寒さの中で悲惨な思いする事を考えると、その対応を考えたほうが良いかと思います。 進入路の確保、邪魔物の撤去、雪を飛ばす場所の確保など。 また木の枝が垂れ下がり、飛ばした雪が当たる状態では、雪がそこに落ちてしまいます。 雪を飛ばす方向や角度の制約が増えれば、運転操作が忙しくなりますし、 その差で雪を飛ばせる場所が減ってしまう事は、さらなる制約事項になりかねません。 場合によっては、邪魔になりそうな枝を払っておいたほうが良いかも。(雪の重みで枝が余計に垂れ下がる事も計算の上。) 雪を捨てる場所の確保も必要ですね。 |
詰まり除去器具
雪が詰まった時に機械内部に手や体を入れ、怪我したり命を落とす事故が多発しています。
気をつけないといけないのは、エンジンやクラッチを切っても慣性でオーガーの羽根や雪を飛ばすインペラがしばらく回りつづける事。 またクラッチを切ったとしても安心できません。 大抵はベルトのテンションで動力伝達を切っている程度なので、わずかな抵抗により回り出してしまうからです。 重量がありますので、わずかな回転でも大きな力があります。特にインペラはオーガーの羽根より高速で回転します。 という事で、基本的にエンジンが動いている状態では機械に手を入れてはいけません。 さて、煙突部分に詰まった雪を取り除く時、私はこんな器具を使用しています。 おそらく金属性の「移植べら」でも良さそうです。 すぐ使えるように機械にぶら下げています。 先端が曲がっていたほうが雪を取りだし易そうですが、曲がっていると刺さらない場合がありますので、まっすぐのほうが良いようです。 先端は片側が塗装され、裏側は適度にさびているほうが具合が良いようです。さびているほうの抵抗を利用し雪を取り出すようにしているからです。 なおオーガー部分に詰まった雪は、除雪機付属の木の棒を使用して除去しています。 |
除雪機>オーガー&シューターの塗装
今晩にも降りそうな頃になり、ようやくオーガー及びシューター(煙突部分)の塗装を行いました。
シーズン前に塗装しておく事で、雪による詰まりの発生を軽減する事が出来ます。 塗装に使用したのは、ホームセンターで売られているスプレー塗料(一般的なアクリルラッカー)です。 私が使っている機械の場合、スプレー1本でだいたい塗れますので、1本のみ購入。 汚れてもいいような服装に着替え、作業を開始。 下準備として、塗装する部分のほこり,汚れをウエスで落とし、また錆がひどい部分はワイヤーブラシである程度落とします。 そして、塗装を開始! 掻き揚げの羽根の部分とシューター部分は特に念入りに塗ります。 価格の比較的安い銘柄のスプレーから選んで買ったもので、色がちょっと白っぽかった。(明るすぎ?) (おまけに長靴まで色が着いてしまった・・・) なお昨シーズン、さんざん悩まされたクローラ(キャタピラ)ですが、行き付けの農機具屋さん経由で手配し、交換してもらいました。 オイルを交換し、燃料も満タンにしましたので、今度こそ準備万端です。 |
除雪機>作業中動かなくなった!
今シーズンは比較的に雪が多いようで、自宅の除雪作業にガソリン60リットル位使ってます。
そんな中、除雪作業中に前後に動かなくなるトラブルに見舞われました。 ・その1 走行駆動系のベルトを張っているアイドラが壊れた。 除雪作業中、エンジンは回っているのに前後に動かなくなりました。 オーガの上下も動かなくなったので調べてみたらベルトを張っているアイドラのベアリングとプーリが分解!してました。 機械屋さん呼んでアイドラを交換してもらいひとまず修理完了。 最近カラカラと変な音がすると思ったらこれが原因だったようです。 (異音がするのに確認しなかった自分が悪いのですが。) 実は壊れる前日の夜大雪で、帰宅する道路が自宅から100m程手前付近から数十mの区間が吹き溜まりで50cm以上積もってしまい、そのまま進む事が無理となり、自宅から除雪機出して雪を除けてから帰宅したのですが・・・ もしその時に動かなくなっていたら、かなりヤバかった。 ・その2 ベルトの伸び アイドラ交換後、しばらく順調に動いていたものの、また前後に動かなくなるトラブルが! 前回は油圧で動いているオーガの上下もしなくなりましたが、今度は走行系だけ動かなくなりました。 調べてみたら別の箇所のベルトがユルユル。 ベルト買ってきて交換して直りました。 そういえばギヤを6速にいれた時(減速前の駆動系に最も負荷がかかる)の力が無かったっけ。 今シーズンは点検不足がたたってます。 |
除雪機>シューターのワイヤが切れた!
除雪機>走行しない
先日、除雪作業中に、走行バーを押しても走行しないトラブルに見舞われた。
本除雪機は、走行を制御を電磁クラッチにより行われており、電磁クラッチに電流が 流れているときにクラッチが接続し、走行する。 走行バーおよび、シフトレバーにスイッチが仕組まれており、走行バーを押し下げた 時に回路がON,シフト中に一時停止するようシフトレバーのボタンを押した時に回路が OFFする。 最初、この電気系統の断線を疑い、テスタにて電圧を確認したが、スイッチの動作に 問題はなかった。 遂に電磁クラッチがいかれたか・・・と思い、よくよく調べてみると、カウンター シャフトからトランスミッションの間のベルトに緩みが見られた。 以前、ベルトの緩みで走行しなくなるトラブルがあり、交換したベルトだったが 交換から3年たったせいだろう。 このベルトの張りは、安全装置のバーから出ているワイヤーによりテンションがかかる 仕組みになっている。(安全装置がはたらくとテンションが緩み、停止する。) 雪の中でやっかいだったが、ワイヤー根元の調整ねじを調整する余地があったので、 なんとか調整してワイヤーを張ったところ、なんとか動くようになった。 さて・・・ 今日になって再び走行しないトラブルに見舞われた。 遂に壊れたか・・・と思い、ボンネットを開けてみると、ふと配線に固定している 透明チューブ内の「ある部品」(「ダイオード」が入っている)に目が留まった。 配線を動かしてみると根元がグラグラ動く。なんかおかしい・・・ 配線をはずし、配線を引っ張ると案の定、抜けてきた。(写真左上参照) 振動により、「部品」の根元でリードが折れてしまったらしい。 実はこの部品、一度断線が起こり修理した事を思い出した。 そこで折れた部品とは別のものを用意し、振動がかかっても根元に応力がかからない よう、基板にハンダ付けした後に配線をハンダ付けし、透明な熱収縮チューブにいれた。(写真左下参照) 除雪機に取り付け、配線をタイラップで固定。(写真右参照) エンジン始動をしギヤを入れ、走行バーを押したところ、無事走行。 なんとか修理完了。 この配線、電磁クラッチの動作に影響しているようだが、接続上、どこに入って いるのかは未確認。 |
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5年程前に親父が福島市内のバイクショップで見つけ、お店で使用していたものを無理やり?交渉して買ってきた中古の古い機種です。
銘板が見つからず型番等も良くわかりませんでしたが、YAMAHA MOTORSのサイトで検索が出来る事がわかり、ボディ側面のレタリングの文字を手かがりに検索した結果、YT1211ERという1989年のモデルのようです。
(オーガーの幅は約110cm,型番からして12馬力?)
古いとは言え、バリバリ活躍しています。
今年の豪雪、これがなかったらと思うとゾッとします。
(小屋の中で撮ったもので、いろいろ消した写真ですいません。)