JR7CWK'sぶろぐ

ある雑貨店でLinkage製のiPod用充電器が105円で販売されているのを見かけた。
USB出力タイプの電池式の充電器は今や100円均一ショップで販売されており、いろいろ入手しているが、コードを巻き取るリール付きのタイプだったので入手してみた。

店頭で見た時には、あまり見かけないメーカーかな?と思っていたのだが、その後某カメラチェーンの店頭に同メーカーのものを置いているのを発見。それなりの値段で販売されていた事から結構買得だったのかも。
2011.07.09:jr7cwk:[メモ/3.電子工作]
Linkage製充電器>開けてみた
例によって中身(回路)が気になるので開けてみた。
部品点数、結構多いみたい。
ICワンチップではなく、ディスクリート構成かも。


2011.07.09:cwk:修正削除
Linkage製充電器>基板のアップ(半田面)
基板のアップ まずは半田面。

ガラス管のダイオードが目に付く。
部品番号に「ZD」なんてありますが、ツェナーらしい。


2011.07.09:cwk:修正削除
Linkage製充電器>基板のアップ(部品面)
基板のアップ 部品面。

部品面だけ見るとICワンチップタイプと変わらない。


2011.07.09:cwk:修正削除
Linkage製充電器>基板のアップ(部品面その2)
基板のアップ 部品面。(角度を変えて)

一番大柄なTO-92パッケージのパーツには
「UTC D965L SMA」という捺印がある。

UTC Semiconductorの電源用ICのページを見る限りTO-92パッケージの昇圧用ICは見当たらない。
同社のサイトで検索して引っかかったのが2SD965。
もしや2SD965か?

Bipoler Transistorだとすると・・・
効率は望めないが、電流は取れるかも。


2011.07.09:cwk:修正削除
Linkage製充電器>動作確認
味見で実験。
電池をいれて出力側の電圧を測定したが、どうも電池の電圧程度しか出力されない。
USBコネクタに「負荷」を接続したら5Vが出力。
どういう事?
コネクタに仕掛け(スイッチ)があるのか、D端子の状態で判断しているのか・・・


2011.07.09:cwk:修正削除
Linkage製充電器>回路の解析
回路を解析してみた。
(図面製図未了の為、公開は別途)

やはりディスクリートのトランジスタを組み合わせた回路構成であった。
回路からTO-92のパーツ「Q1」はNPN型のBipoler Transistorと推定。
2SD965で確定であろう。

Q2とQ3は同じ捺印で共にPNP型のBipoler Transistorと推定。

Q1-Q2で発振回路を構成、Q2でスイッチングして昇圧。
出力電圧をZD1,Q3で検出し、D2を介してQ1のベースに帰還?

なおQ2のベース側にはUSBコネクタのD端子からR4を介して接続してあり、
このラインをGNDに接続しないと動作しない模様。
動作確認時の挙動に納得したものの、D端子がオープン(携帯電話用の充電ケーブルのような)の場合には動作しない事になる。


2011.07.09:cwk:修正削除


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