JR7CWK'sぶろぐ

PDC、しかも3.6/3.7V時代の古いシガープラグ型携帯電話をもっている。

J-SH53を使用していた頃、「電源アダプタ」として使用出来るのに充電が出来ずおかしいと思って出力電圧を調べたら電圧が低かったが、内部に電圧調整用の可変抵抗を出力があり、それを5Vになるよう調整したら充電が出来るようになった、という経歴のある充電器だ。


最近、ある携帯電話充電器の特性を調べたところ、電流制限ポイントが理屈に合わない挙動が見られた事から、以前測定した時に最大出力電流が低めであった本充電器の特性を測定してみる事にした。
2010.11.14:jr7cwk:[メモ/3.電子工作]
携帯電話充電器>多摩電子PDC>内部基板
まずは内部の基板。

基板右側の青いのが、出力電圧調整用の可変抵抗である。

電流検出用の抵抗は0.68Ωであり、最近100均で出回っているUSBコネクタ出力タイプ(0.15〜0.22Ω)と比べると大きい。


2010.11.14:cwk:修正削除
携帯電話充電器>多摩電子PDC>使用IC
使用ICは、MC36063A
オリジナルの「モトローラ」(ONSEMIでもない!)のロゴが見える。

いかに古い機種であるかの証明でもある。


2010.11.14:cwk:修正削除
携帯電話充電器>多摩電子PDC>出力電流-出力電圧特性
出力電流-出力電圧特性

先に書いたように出力電圧が5.5Vに調整した後なので、工場出荷時の状態とは異なる事をお断りしておく。
(調整前に測定した時は4.1V程度(無負荷〜15Ω負荷で確認))


この機種の最大出力電流は、電源電圧でも変化するが、おおよそ350mA程度。

コイルの関係もあるは不明だが、少なくとも電流検出抵抗が大きい事から電流制限が正しく?効いているようだ。


グラフに示すように、電流制限開始ポイントが電源電圧で変わっている事がわかる。
この特性が現われる事を期待していた。

最近この特性が現われず、腑に落ちずにいたのがこれ。
http://samidare.jp/jr7cwk/lavo?p=log&lid=158903



2010.11.14:cwk:修正削除
携帯電話充電器>多摩電子PDC>効率特性
効率特性

やはり70%前後。


2010.11.14:cwk:修正削除
携帯電話充電器>多摩電子PDC>電源電流
出力電流対電源電流特性

電流制限が効き始めるポイント、もう少し細かく測定したほうが良かったようですが、それでも電源電圧で最大出力が変わる様子は現われました。


2010.11.14:cwk:修正削除


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