JR7CWK'sぶろぐ
「進まぬパイパス利用」>補足
書き漏らしたが、米沢南陽道路の側道は何故か「国道」扱いではない。
米沢方面から国道13号線を北進してきた車を国道113号赤湯バイパスの鍋田交差点から深沼交差点〜国道13号南陽バイパスという流れにしたいつもりのようだが、側道が「国道」扱いであり、深沼交差点での南陽バイパスと側道交差点での接続性がよければ、鍋田交差点経由よりも道路状況が良く、信号の数も少ない夏茂の交差点から県道7号〜側道という流れにしたほうが、流れも良く「近道」にさえ感ずるはず。 そういう意味でも深沼交差点の取り付け改良は重要と私は考えている。 本当であれば側道が延長され、奥羽線の跨線橋と最上川を越える橋が出来ればそのまま側道による「最短ルート」が形成されるわけだが、これはさすがに多額な費用が必要となり、開通は厳しいであろう。 |
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「国道13号南陽パイパス及び国道113号赤湯パイパス両道が開通したが、パイパスがうまく機能せず、(南陽)市内通過車両の市街地流入が後を絶たない。」という事から、国土交通省山形河川国道事務所が市内観光業界や行政関係者との異例の意見交換会を開き、標識変更などの交通環境改善に乗り出した。 というもの。
距離の違いから熟練ドライバーほど「近道」を選ぶ傾向が強い、とか、カーナビが新設道路に未対応で距離だけで「現道」に誘導、道路状況の変化に案内標識が追いついていない、等が要因として挙げられ、まず通過車両を最大限バイパスに誘導する標識の大幅改善に乗り出す、という事だが・・・
この問題のうち国道13号線関連について、私が思うに・・・
一番の根源は「深沼交差点」の道路取り付けが悪く、最も交通量が多いはずの南北方向の交通が分断されてしまっている為。
現場の地図(Mapion)
http://www.mapion.co.jp/m/38.0237033333333_140.171822777778_7/
有料道路「米沢南陽道路」への接続を優先した事により、国道13号南陽パイパスから米沢南陽道路の側道への接続が悪く、最も交通量が多いはずの南北方向の「一般道」での移動に対して大きく支障が生じている。
朝方は未確認だが・・・夕方の5時以降の現場付近の道路を通過してみると・・・
米沢南陽道路の側道から北上する車両、国道113号高畠町方面から西進し特に山形方面に向かう車両が渋滞を起こしている。
両方向とも「深沼交差点」で同じ車線に流入し、しかも最も交通量が多い山形方面は右折しなければならないのだから、渋滞になるのは当然の事で、交差点通過に10分以上要する事もめずらしくない。
待っていられない国道113号方向からの車両が農道に入ったり、菓子店(風月堂)前の道路から南陽パイパス下を通り旧113号線方向に「流入」する等のいただけない車の流れも相当見受けられる。
熟練ドライバーは「距離で」選んでいるわけではなく、「時間」で選んでいるのだ。
「遠回り」でも「時短」になるのならパイパスを選ぶのだろうが、交差点で10分以上の待ちが生ずる事から、それなら時間的に現道でも違いがないので現道に流入してしまう事になる。
実はこの道路「取り付け」の問題、南陽市内だけでなく高畠町内への通過車両流入も招いている。
山形方面からの南進する車両が一旦東進となる事から、南陽バイパスの側道に「南進」せずそのまま国道113号〜県道1号という具合に流れてしまっているのだ。
以前、最上川にかかる国道13号糠野目橋が通行止めになった際に、同ルートが迂回路として設定されたのだが、国道13号線の米沢市内の渋滞を避けられ距離も短いという事ですっかり「定着」してしまったのだが、その流れに「輪を掛けた」状態となっている。
このルート、県道1号線の高畠町〜米沢市の境界付近の道路が非常に狭く、高畠町から米沢市内への通勤ルートになっている事から朝夕とも非常に交通量が多い。
特に米沢市内側(長手地内)の道路は住宅地を通過する為に狭く、大型車どうしのすれ違いは場所を選ばないといけない程。特に冬季は積雪の関係もありすれ違う場所を巡って大型車のドライバー同士が喧嘩になる事もあるとか・・・
そんな事から米沢市内側は現在パイパス建設中であるが・・・開通したらさらに「通過だけ」の車両まで増加してしまう事だろう。
歩道もない狭い道路を我が物顔で通過する車の隣を小学生が通学しており、小学生が事故に遭った事もある。
国道が国道として正しく機能していないというのはどういう事なのだろう。