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東北新幹線>福島トンネル緩衝口>関連情報
トンネル微気圧波対策については、JR東日本のテクニカルレビュー
http://www.jreast.co.jp/development/tech/index.html の No.15 − Spring2006「【特集:新幹線のさらなる進化をめざして】」の解説記事-2「新幹線高速化に向けた地上設備の研究開発」 及び No.22 − Winter2008「【特集:新幹線の高速化をめざして】」の特集論文-10「新しいトンネル緩衝工(ダクト付・軽量パネル型)の開発」 に掲載されています。 下記は、以前私が考えたトンネル微気圧波対策の案です。 http://www2.jan.ne.jp/~jr7cwk/rail/shinkansen/bikiatsu1.html |
新幹線>トンネル緩衝口>関連情報その2
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新青森延伸開業時の東北新幹線高速化に向け、高速実験車両fastech360S及びZによる試験が進められてきましたが、300km/h超ともなると車両側だけでの騒音対策は限界があり、地上設備側での対応が必要になっているようです。
この工事は「トンネル微気圧波」対策の為に緩衝口を長くするものと思われます。
このトンネル、反対側が住宅地だったと思いますので、対策が重要なようですね。
※トンネル微気圧波
トンネルに新幹線が高速で突入すると、その瞬間、トンネル内に気圧の高い部分が発生し、それが出口方向に向かって進んでいきます。
その気圧の高い部分がトンネル出口に達すると、出口が「ドン」という、発破を掛けた時のような破裂音が発生します。
この「ドン」という音は「トンネルドン」とも言われ、「ドン」という音だけでなく、非常に低い周波数成分を含む為にトンネル出口近くの建物の窓を大きく揺らす「騒音」を発生します。
現場には大きなクレーンが据えられ、私が行った時には新しい緩衝口の柱が10本位でしょうか、既に立ってました。
柱の組立は隣の畑の辺りで行い、クレーンで吊って据えられるようです。
注)JRでは「緩衝工」と呼んでいるようですが、違和感があるので私は「緩衝口」と表現します。