JR7CWK'sぶろぐ

 2022年3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震により、
東北新幹線は3.11大震災から3度目の大規模な被害を受け長期間の運休を
余儀なくされている。
 3月30日時点で、白石蔵王駅から2km程南で脱線した車両の復線が完了し、
一旦白石蔵王駅に移送、特に被害の大きかった福島-仙台間の本格的な
復旧作業に着手される模様。
 一方、被害の少なかった郡山-福島間、仙台-一ノ関間の運転再開日時が
アナウンスされている。


 さて、私は運転速度の制限状況でダメージの状況が実感できると考え、
本当に乗車する必要な方がある程度落ち着いたタイミングで、速度を記録する為の
GPSロガーを持参し、運転再開区間を乗車している。

 タイミングを逸してしまい投稿が今になってしまったが、これは2021年2月13日の
福島沖地震から仮復旧での臨時ダイヤでの速度記録である。

下記は当時作成した文書。
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2月13日の福島沖地震により土木構造物や電柱等に多大な被害を受けた
東北新幹線。
仮復旧が進み2月24日より臨時ダイヤで全線での運行が再開されました。

運転再開よりだいぶ経過しましたが、運転速度を記録すべく、3月8日に
福島-宇都宮間を往復しました。
(コロナ禍であり、乗車するのに抵抗がありましたが、復旧作業が進み、
3月13日には徐行区間が減るとの事もあり、今のうちしかデータが取れないので、
感染に注意しつつ・・・)

 なお、グラフはGPSロガー「TripMate850」によるログがベース。
 発着通過時刻はGPSロガーの記録と地図を照合して判断したもの。

・上り
 乗車したのは「つばさ(やまびこ)138号」で、グラフは福島-宇都宮間。
(実際には米沢から乗車していますが、奥羽線内は普段の速度でしたので割愛)

 福島駅を発車後、普段であれば加速が続き、福島トンネルに突入する頃には
200km/hを超えているのですが、130km/h位で加速を止めた感じです。
(在来線特急程度の速度)・・・3.11の震災後に運転再開した時でも170km/h程度
まで加速していました(但し、あの時は走行中の揺れが大きかった。)から、
今回のほうが被害が酷いのでしょうか。

 その後、郡山駅までは大きく加速する事もなく、120km/h程度(一部100km/hを
割る)で走行。

 郡山駅で、後続列車(E5+E6)の通過待ちで8分程停車。(通過シーンを動画撮影
しましたが、見るからに「遅い」・・・)

 郡山発車後130km/h程度で走行し、新白河通過時点で100km/h程度まで減速。
 新白河通過後230km/h程度まで加速。那須塩原通過してしばらくしてから
通常の270km/h程度まで加速し、そのまま宇都宮へ。

・下り
 乗車したのは「つばさ(やまびこ)141号」で、グラフは宇都宮-福島間。
(実際には米沢まで乗車していますが、奥羽線内は普段の速度でしたので割愛)

 宇都宮発車後、普段の270km/hで走行。那須塩原もその速度のまま通過。
 新白河手前のトンネルあたりから減速し始め、新白河通過時点で200km/h程度。
 その後さらに80km/h程度まで減速を続け、一旦100km/h程度まで加速するものの、
減速しつつ郡山へ。

 郡山発車後、上りの時と同様130km/h程度で走行。
 福島トンネルを出る頃一旦100km/hを割るが再度130km/h程度まで
加速し、そのまま福島へ。
2022.03.31:jr7cwk:[メモ/1.鉄道]


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