エノキタケの木はみんな水没しちゃった。
朝、昼、晩と3回、山の見回りに行ってきた。
別に、行かなくてもいいんだけれど、雨で散歩も出来ないし、じっとしていられない。
それに、山を荒らす雨ではあったが、山は美しい。
そこに抱かれるのがいい。
匂いもいい。
音もいい。風も、光の加減も、霧も、雲もいいのである。
この雨で道は小川の様になり、砂利が流されぼこぼこである。
山肌のあちこちから水が噴き出している。
ウサギが一匹軽トラの前を走ったが、早い。追いつけなかった。40キロ以上だなありゃ。
幾度か通っているうちに、軽トラの屋根から数メートルの木に、エノキタケが出ているのを発見した。でも、背が届かない。全然届かない。
あした、脚立か梯子を持って採りに行こう。
よく見ると、写真のほかにもたくさん生えていた。
そいつを採ったら、たまにこのブログにコメント下さる、お母様にプレゼントしよう。今日、そのお母様からたくさんのクリスマスプレゼントを頂いてしまった。
ありがとう。オイラには、キノコとか獣肉とか山菜なんかしかプレゼントできそうにないから。でも、天然ナメコはたまりませんぞ。
家に帰ってくると、近所のあちこちの用水路が溢れていた。
近所のジジイが、自分の田んぼに水が流れ込まないようにあちこちせき止めたのだ。上から下へ流れる水は、流れるべき下流を止められ、道路や畑や田んぼに流れ込む。まあね、そのクソジジイの田には流れ込まないのだが・・・・・。
上流を止めろって言うの。でも、その取水口はピシッと止まっているのだ。
山から流れ出た水が、用水を溢れさせている。
だから、下流の水門は全部開けて水を分散しなければならない。
好い年した大先輩方がこれだから、この土地からまともな子供たちが育つのかね。
嘆かわしい。悲しい。
利己に生きるとは、こういう事である。
まあ、そんな奴が多いが、そうでないやつもいるから我慢しよう。
しかし、この土地になくてはならない山の仙人となった時には、常夏の裸で暮らせる南国か、きれいなお姉さんと羊がいっぱいいるニュージーランド辺りに移住して困らせてやろうか。
なんつったって、ここら辺で農業やってる40代ってのは俺しかいないからね。
高齢化の地域で若い人はみんなお勤めだ。火事も農機具の故障も、いろんな事で頼りにされてるらしいからなぁ~。
さて、明日は雨・・・降らないといいなぁ~。
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