じっしょ新入りの部屋―米沢牛との生活+α

こんばんは。

今日は7度まで気温が上がって
青空がまぶしいお天気でした。

昨年はたしか曇りと吹雪が入り乱れた天気で
地震直後は雪が舞っていたような記憶があります。

午後2時46分は黙とうしました。


･･･何か書こうと思っても言葉が出ません。

今日は無理をせず
これだけにしようと思います。

午後11時10分

こんばんは！

今日はお父さんは東京日帰り（まもなく帰ってくると思います）、
お母さんはご近所さんとお食事。
なので、
珍しくこの時間に私達夫婦と娘二人です。

夕方のエサやり後、
9代目は母牛「かおり」の人工授精をしてきたそうです。
本当は妊娠しているかと期待していたんだけどな･･･。

このところ、
母牛達の分娩間隔が空き気味です。

あっ。
誰か帰ってきたみたい。

午後11時5分

こんばんは。

今日は悲しいことがありました。

「なつひさ」という牛が急死。
9代目が10時に少し息が切れているのに気付いてから
3時間後に逝ってしまいました。

9月に我が家へ来たまだ若い牛なのに
何度も食べなくなって
獣医に診てもらってもよく原因がわからず、
あと2年近く体がもつのか不安な牛でした。

それでも9代目は、
1月の食欲がちゃんとあったから大丈夫かも･･･
と、思っていたみたい。

期待空しく、
9代目と獣医の先生の前で息を引き取りました。

今日はほぼ一日お父さんが出かけていたので
9代目と二人で「なつひさ」を運び出し、ダンプに乗せました。

家畜保健所で解剖してもらったら
肺炎がひどかったそうです。

3人の先生に診てもらったことがあったのに
肺の悪さは指摘されたことがありませんでした。

肺炎がひどくなり過ぎると
聴診器で雑音が聞こえない、と以前聞いたことがありますが
まさにその状態だったんだろうか。

ともかく、
死なせてしまった。
死んでしまった牛は牛肉とはなりません。

我が家の仕事は米沢牛という肉用の牛を育てるのが仕事なので
牛が「死ぬこと」は前提での仕事です。

でも病気で死んでいくことと、
おいしいと思って食べてもらえることは
全く違うことだと思っています。

「牛から見れば同じこと。
　そんなの人間のエゴだ」
と言われれば全くそのとおりだと思います。

何度も考えること。
牛を飼うということはどういうことだろう。


今朝、農業新聞の一面に
福島原発周辺の酪農家について記事がありました。

そこに載っていたのはボロボロになった木の柱。
避難指示で残された乳牛が
餓死する前に牛舎の柱を食べたのではないか、という内容でした。

想像するだけでも悲惨過ぎる。

その記事を読んでいた後に
「なつひさ」が死んでしまったので
さらに思うところがありました。


命。
簡単に言葉にしているけれど、
その重みをどう受け止めて生きていくのか･･･

答えは出なくても
ずっと心の中で悩み続けていきます。

午後11時30分

こんばんは！

下の娘はやはり突発性湿疹だったみたい。
今日は熱が下がって
体には赤いポツポツが。

インフルエンザではなくてよかった～。

今、泣き始めてしまったので短めに！


写真は我が家生まれの「よねざわびじん」
我が家で生まれた子を
初めて母牛として残しています。

先月には母牛としての登録（繁殖牛としての登録）が終わりました。
無事の出産を願うばかり。

午後10時25分

こんばんは！

下の娘は相変わらずの熱です。
でもわりと元気で、笑っていたり食欲も旺盛。

昨日病院でも
「突発かな」と先生と話しました。
熱が下がってから湿疹が出ないと何ともいえない病気。
明日は熱が出て4日目になるから
そろそろ下がって欲しい･･･。

一昨日、ラジオFM山形置賜支局のお二人が来ました。
山形県の方は
明日正午からの「ふれあい一番　おしょうしなぅ」を
聞いてみてください。
なぜ我が家に来たのかわかりますから。

さて、
今日は獣医さんに母牛の妊娠鑑定をしてもらったのですが、
1頭しか妊娠してなかった（涙）

「める」はこのままだとお別れしなければいけないかも。
もともと体も性格も弱い子だけれど
おっとりした雰囲気が私は大好きです。

9代目はもう寝てしまったので
明日にでもどうするか聞いてみよう･･･。

午後10時40分