口蹄疫の報道から思うこと

おはようございます!
日に日に気温が下がっていますね。
今朝はストーブをつけてます。

さて・・・
我が家で毎日話題になる口蹄疫。
口蹄疫は牛や豚など偶蹄目の動物が感染します。
先月少し書きましたが、
口蹄疫はものすごい感染力をもった伝染病で治療法がないため
罹った家畜とその家畜がいた舎内の家畜は
全頭殺すことになります。

つまりその牧場内にいた家畜は全て殺すことになるのです。

宮崎県では発症または疑いのある家畜のいる農家が86例に広がりました。
昨日の日本農業新聞によると既に処分家畜は7万7000頭を超すそうです。
また、台湾やイギリスで発生したときに適正な対処が行われなかったため
500万頭、600万頭以上の家畜が殺処分されたともありました。

山形県から遠い宮崎県での発生とはいえ
他人事ではありません。
他県から買ってきた牛を育てることはよくあること。
あらゆるところで生まれた牛たちが揃っている牧場もあります。

また、発生した牧場内を走った車などが
他の牧場に病気を持ち込んで広げていく可能性があります。
牧場に入らなくても付近を通っただけで
菌を運んでしまうこともあるのではないでしょうか・・・。

私は我が家の牛たちのことを多くの人に知ってもらいたいと思います。
だからといって「誰でも自由に牛舎を見てください」というのは
勇気がいることで・・・少し抵抗があります。
人間は牛以上に行動範囲が広い分、
どこでどのような病気を運んでくるかわからないからです。
人間って意外に汚いのかもしれません。

牛舎に入るときは
こちらで用意した長靴を履き消毒してからにしてほしいので
誰もいなくても勝手に入ったりしないようにお願いします。

なお、今はできるだけ視察の依頼をお断りしようと
米沢市内の米沢牛農家で決めています。
牛を見たいという方に見ていただけないのは
こちらとしてもとても残念なんですよ。
それだけ口蹄疫という病気は恐いということを
どうかご理解くださいね。

最後になりましたが、
口蹄疫が発生した畜産農家の方々に心からお悔やみ申し上げます。
発生していない近隣の農家の方々、
いつ感染するかという恐怖を察すると・・・こちらも苦しくなります。
我が家もさらに勉強し、情報を集めます。
一刻も早く感染が沈静しますように。

2010.05.14:じっしょ新入り:[2010年5月11日~20日]

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