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福島の同業者から。

  • 福島の同業者から。

福島県内は御影石の産地です。
今回の地震で被災された採掘元もあれば
原発の避難指示地域に指定された所もあります。

昨日飯舘村の採掘元の石屋さんに地震後
2度目の連絡を入れました。

「明日からやります!」

15年ほどお付き合いさせてもらっている社長ですが
気丈に、その社長らしい言葉でした。
村民の2割が避難している状態ですが墓所の倒壊の修繕や
お客さんの注文に対応していくとのことです。
毎日変わる状況、続く余震など不安要素を抱えながら
明るく前向きに進もうとする姿に逆に勇気づけられます。

原発の問題から山形県にも多くの方が避難されています。
いくら政府の発表で大丈夫と言われても不安なのは当然
だと思います。 避難されてきた方々には落ち着くまで、
安心できるまで山形にいて下さいと申し上げたいです。

私たちの何かやらなければと焦る気持ちは時に空回り
することもあります。 でも気持ちだけはずっと持ち続け
準備をしていきたいと思います。

今日から弊社も通常に近い業務体制に戻ります。
今朝朝礼でみんなに話しました。
電気、水道、燃料、材料、資材…。
今回の震災で、いろんな理由から手に入らない状態が
まだまだ続く。お客様に提供するもので電気や燃料は節約
できる。 接着剤やセメントなどの資材は節約では品質に
問題がある。捨てることになる無駄を徹底して減らすようにと。
これもできることのひとつです。

今日も頑張りましょう(^O^)/

2011.03.23:ishiya:[店長の仕事中・・・。]

隣県の現状に思う。

5日ぶりにUPします。
先程スーパーに行ってきました。
被災地から2時間程度しか離れていない場所ですが
お店には品物がたくさんあります。
数日前は何だったのかと思うほど…。
そんな中ご年配の方が被災地の親戚に送ると
食材を買い込んでいました。
買占めとは全く違うことはすぐにわかります。

被災地に救援やボランティアなどに行かれる方も
いれば、被災地や原発周辺から避難されて来られた
方々に地元で炊き出しのボランティアや必要な物の
援助などをされる方、節電という形で取り組まれる
方々など関わり方は様々でも今できることをみんな
が行っているんだなと感じています。

そしていまだに枯渇状態の油…。
車の移動がほとんどの当地域においてこれほど多くの人が
歩いている姿はとても久しぶりな感じがします。
被災地の隣県ながら日常と違うのは歩いている人が多い
ことと、店の中が暗くて寒いことぐらいでしょうか。
でも歩くことも店の中が暗いことも全く問題ないのです。
いま多くの方が被災地の皆さんに何かをしたいと思っています。
その気持ちが冷めないように、少しでも長く持ち続けるように
するには歩くことも店の電気を節電することも続けておかないと
いつもと変わらぬ品揃えのスーパーに入った時に被災地の
現状を忘れてしまわないかと思うんです。

現地への支援はやっとスタートしたばかり。
われわれ業界も危険となっている墓所の整理に
向かう要請がくることになります。
時には無理をしてでも支援する時があります。
でも今できることを少しずつすることも大切と思います。

明日は彼岸の中日です。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに
今生きていることに感謝したいと思います。


2011.03.20:ishiya:[店長の休憩中・・・。]

今後に関して。

被災地へ救援に行かれた方々
大変お疲れ様です。

ラジオのパーソナリティーのコメントを
耳にするとちょっと複雑です。

まとめ買いはやめましょうと声高に言っていますが
福島や宮城から多くの方々が買い出しに来ていることも事実です。
なのにまとめ買いにはそんなことやめろと言った方がいいみたいなコメント…。
多くの水や食料を買い込み学生らしき青年たちが車に積み込んでいます。
これから被災地に行くんだと思います。やめろとは言えません。

とにかく今日一日をできることをやって過ごすしかないと思います。
偽善とかそうでないとか関係ないと思います。
想像を超える災害であったことは事実ですので今できること、
被災地が隣りの県であること、優先順位はどうなのかを考えて
過ごそうと思います。

業務的には物流の状況次第ですのでそこもプライオリティを考え…。

16日と18日は午前中停電です。
従業員は休ませようと思います。
遅いくらいですが明日から乗り合いでの出勤を伝えました。

今そとは雪になってきました。

2011.03.15:ishiya:[店長の休憩中・・・。]

被災地状況ほか。

昨日被災地の親戚からのSOSに付き
食糧や水を積み込み現地入りしてきました。
大家族であることと体の不自由な老齢者が
おりますので慎もうか悩みましたが向かいました。
このことに関しては目をつむって下さい。

松島から西へ15キロぐらいのところでしたので
津波による被害はございませんでした。
揺れのみで震度は6強。水道、電気は不通。
電気が通っていませんので情報がまずありません。

スーパーには1000人を超えると思われる長蛇の列があり
食糧を確保するのに何時間も並んでいるようでした。
給水車は人口2万人のまちで役場に1日2回くるようですが
1人10リットルまで…。何時間も待って次の給水車を待つ
といった状況です。

報道で目にする津波の被害は甚大で我々の想像を超えて
います。そして揺れのみの被災地は今回あまりにも広範囲で
そちらまで手がまわっていないと感じてきました。
新潟に炊き出しのボランティアに行った際は
ボランティアセンターが機能していましたので受入態勢が
ありましたから各避難所に食糧がまわりました。
しかし今回は広範囲すぎるため対応が難しそうです。

業界関係の話になりますが工場が津波に飲み込まれた
ところがあります。
被災地の墓地もちょっと見ましたが最近の建立物件以外は
倒壊、ズレなどかなりの被害状況でした。
各メーカーの弊社担当者は連絡がみなつきました。
福島でお客さんに身を寄せている、津波が自宅の30m手前まで
来た、消防団で行方不明者を探しているなど無事だっただけでも安心しました。

しかしラジオから次々に犠牲になられた方の情報が入り
自身の関係者の無事に安堵することそのものも複雑です。

2011.03.14:ishiya:[お知らせ]

現状に関してご報告。

お客様ならびにお取引先各位

 この度の東日本大震災に関しまして
多くの方々からご心配頂きまして誠に
ありがとうございます。
 地震直後のログにも掲載しました通り
弊社所在地の山形県長井市は停電が続いて
おりましたが現在は平穏を保っております。
 本社・工場・展示場とも被害はなく
社員、家族等も無事であります。
 しかしながら同じ東北地方でのこの大きな
被害に心を痛めておりますとともに被害に
遭われた方々へ衷心よりお見舞い申し上げます。

 いまだ電話等の通信状態が良くなく
お問い合わせ等にお応えできておりませんので
この場を借りてご報告とさせていただきます。

 なお、火曜日以降の神奈川県での施工に
関しましては道路、輸送状況により判断致します。
変更の場合こちらからご連絡申し上げます。

          
          株式会社 多田石材店
           
          代表取締役 多田健太郎
2011.03.12:ishiya:[お知らせ]