自社施工する理由、それは簡単です。
責任の所在がはっきりするという点です。
最近の石材店は工場を持たなくても、職人を
かかえなくてもできてしまいます。
すべて外注できてしまうからです。
お石塔の文字を彫刻するのも、
基礎工事をするのも、
石を取り付けるのも、
図面を描くのも、
石を加工するのも…。
弊社ではすべて自前でやっています。
写真は2日前に私が彫ったお石塔です。
弊社の職人は基礎工事も行いますし、石の取り付けだって
もちろん行います。
ところが今は石を切ったり磨いたり、彫ったり
したことのない人が『石屋』の看板で商売をしています。
はっきり言って一緒にされたくはないです。
万が一なにかあった場合、責任がはっきりしますから
その点の将来的な安心からお客様やご寺院さまからご指名
頂きます。
先日、とある建設会社がお客さまのクレームを丸投げしてきました。
総合建設業とは名ばかりです。ユンボで穴も掘れないのです。
そういう点をきちんと捉えて仕事をされている建設会社は
信頼も厚く、この時代でもきちんと仕事を抱えています。
われわれの業界も同じことが言えると思います。
時代の変化に合わせながらも、技術と経験は残していかなければ
生き残っていけないと思います。
お客さまのご安心をお約束するには丸投げでは話になりません。
100年先も残るものですから。
自社施工する理由。
2010.06.10:ishiya:[店長の仕事中・・・。]