平成22年度で完成の長井ダム。
その工事に携わった協力会の皆様から
『草木塔』の建立をご依頼頂きました。
材料は碑文の彫られた銘板以外はすべて
工事の際出土した石を使用することになりました。
見づらいですが正面の『草木塔』と彫ってる部分は
私が手彫りしました。手がプルプルになりながら…。
以下に碑文を掲載させて頂きます。
『 草木塔とは、人々の自然に対する畏敬と
感謝の心を表すために建てられるものです。
我々は、水の恩恵を得、災害から人々を
守るために長井ダムを建設し、多くの草木を
伐り倒しました。
ここに山を守り、豊かな恵みを与えてきた
草木に感謝し、これからも自然とともに共生
していくことを誓い、草木塔を建立致します。』
草木供養のこころ、大切な文化です。
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三淵渓谷と卯の花姫伝説。
長井ダムの建設に伴い移転を余儀なくされた三淵神社。
その祠のそばに記念碑を建てようとなったのが2年前。
設計しお見積りを出したのが2年前…。
もう話が無くなったのかと思っていましたが…復活!
2年前と状況は変わっています。ダムがほとんどできているのですから。
場所は山の中の奥地。以前は第2発電所から登って行ったのですが
そこはすでに分断されており、ボートに石や資材を乗せて
現地に向かいます。
景色を楽しむ余裕があったのは最初の15分ぐらい。
そのあとはコシジロ(虻)の大群と水位の低さでボートが
これ以上行けないという現実を突きつけられ写真すら撮れない状況…。
背中に背負った石やセメント、砂に資材…。
腰まで水につかりぬかるんだ砂地に足をとられ、
最後は40メートルのロッククライミングばりの登り坂。
心臓が破裂するかと思うほどのきつさは高校の野球部以来。
途中の行程は写真を撮ることはできませんでしたが最後に
完成写真を…。
『三淵渓谷と卯の花姫伝説の地』
レーザー彫刻された三淵渓谷の写真と三淵渓谷と神社、
卯の花姫の伝説が記された碑文。
簡単に行けない場所に建てさせて頂きましたが、
行く機会がございましたら…。
その祠のそばに記念碑を建てようとなったのが2年前。
設計しお見積りを出したのが2年前…。
もう話が無くなったのかと思っていましたが…復活!
2年前と状況は変わっています。ダムがほとんどできているのですから。
場所は山の中の奥地。以前は第2発電所から登って行ったのですが
そこはすでに分断されており、ボートに石や資材を乗せて
現地に向かいます。
景色を楽しむ余裕があったのは最初の15分ぐらい。
そのあとはコシジロ(虻)の大群と水位の低さでボートが
これ以上行けないという現実を突きつけられ写真すら撮れない状況…。
背中に背負った石やセメント、砂に資材…。
腰まで水につかりぬかるんだ砂地に足をとられ、
最後は40メートルのロッククライミングばりの登り坂。
心臓が破裂するかと思うほどのきつさは高校の野球部以来。
途中の行程は写真を撮ることはできませんでしたが最後に
完成写真を…。
『三淵渓谷と卯の花姫伝説の地』
レーザー彫刻された三淵渓谷の写真と三淵渓谷と神社、
卯の花姫の伝説が記された碑文。
簡単に行けない場所に建てさせて頂きましたが、
行く機会がございましたら…。
2010.09.12:ishiya:[彫刻品]
致芳小学校百周年記念碑。
長井市立致芳小学校が本年創立百周年を迎えます。
それを記念し、『和致芳』と彫られた記念碑を
建立させて頂き、本日その除幕式が執り行われました。
8時50分からの除幕式と遊具の安全祈願祭には
全校児童と先生方、PTAや地区の実行委員の方々などが
参加され、時折吹く強い風の中滞りなく行われました。
六方石と黒御影石を組み合わせたこの形は土俵跡地の景観に
とてもマッチしたものに仕上がっています。
正面の『和致芳』とは創立当時の山形県知事に書いて頂いた
教育の指標ということで、地域教育の成熟した致芳地区ならではと感じます。
『和して芳しきを致せ』
裏面にはこのことの説明と校歌が彫刻されています。
記念式典は10月30日に行われるそうです。
それを記念し、『和致芳』と彫られた記念碑を
建立させて頂き、本日その除幕式が執り行われました。
8時50分からの除幕式と遊具の安全祈願祭には
全校児童と先生方、PTAや地区の実行委員の方々などが
参加され、時折吹く強い風の中滞りなく行われました。
六方石と黒御影石を組み合わせたこの形は土俵跡地の景観に
とてもマッチしたものに仕上がっています。
正面の『和致芳』とは創立当時の山形県知事に書いて頂いた
教育の指標ということで、地域教育の成熟した致芳地区ならではと感じます。
『和して芳しきを致せ』
裏面にはこのことの説明と校歌が彫刻されています。
記念式典は10月30日に行われるそうです。
2010.09.03:ishiya:[彫刻品]
荒砥石那田三十三観音。
本年1月に記事中でご紹介しました
三十三観音が完成しました。
『三十三観音参り』とはちょっと違い
観音様が姿をかえて人々を救済するという
三十三応現身にちなんで選定された観音様の
お姿を白御影石で制作させて頂きました。
場所は山形県白鷹町荒砥甲地内の個人所有の場所です。
この場所には観音像、梵鐘、八体仏ほかたくさんの
仏像などが建立されています。
亡き母と先祖の供養のために平成7年に観音様を
奉納されたのが始まりです。
奥様が四季折々の花を植えられておりとても
心の落ち着く場所です。
いつでも参拝が可能です。
施主さまはとても素朴な方ですが
『見せてください』というとお断りされます。
『お参りさせてください』というと『どうぞ!どうぞ!』と
快くおっしゃって頂けます(^O^)/
山形県白鷹町荒砥甲
荒砥地区公民館そばにあります。
平成22年8月完成。
2010.08.04:ishiya:[彫刻品]