飯館村から原石が入荷しました。
『花塚みかげ』
以前の記事でもふれましたが
『花塚みかげ』の丁場(石を採るところ)と
『青葉みかげ』という石の丁場が計画的避難区域に
指定され、今後いつまで採掘ができないのか見えず…。
そんな中、はなつかの社長が元気に持って来てくれました。
「お客さんがいる限り頑張るよ」
震災後やっと会えたので顔を見られてホッとしました。
今は丁場から石を福島市へ移動する準備に追われているようです。
これから今まで以上に福島の石を応援しなければならないと感じています。
信じよう、日本!
頑張ろう、日本!
来たぞ『花塚みかげ』
飯舘村の『はなつか』。
過日3月23日の記事で
福島の採掘元のことに触れましたが
その所在地、福島県飯舘村が計画的避難を
国から指示されました。
今朝そこの社長と電話。
「避難指示になっちゃいました…。」
さすがにいつもの声より力がないと…。
今後原石の採掘が当面できそうにないとのことでしたが
2年分の原石の在庫はすでに切り出しているようで
「避難します!」ということでした。
とりあえず福島市内で親戚が営む石材店に1か月で石を移して
加工する旨の話を聞きましたが、こちらからは当社の工場を
使っていいよと申し出ました。
職人と原石さえ移動できれば泊る所も心配しないで来てと言ったら
「ほんとに!?」
と言っていました。
社長、ほんとにいいよ!
被災されている方々に「頑張って」というのはNGとよく聞きます。
「これ以上どう頑張れって言うんだ。」と思われると。
確かにその通りで我々も一緒に協力して頑張るのは当然です。
福島を愛し、飯舘村をこよなく愛するこの
(株)はなつか の斎藤社長にはいま言います。
がんばれ、はなつか! がんばれ、社長!
いつでも頼っていいからね(^O^)/
信じよう、日本!
頑張ろう、日本!
点検日。
例年ではすでに墓地の雪が消え
本格的に外仕事がスタートしている
時期ですが、今年は大雪の影響で
いまだ多くの積雪が残っている長井市。
10日ほど前、さすがに4月になればほとんど
消えているとふんでいたのですが長井市内の
中心部の墓地で1メートル弱。山手で2メートル近くの積雪…。
本日は例年より遅い墓地点検の日になっていました。
二人一組でおもに雪害による灯篭等の倒壊がないか点検、
無料修理を行う毎年恒例の仕事。
しかし、隣町の白鷹町の一部しか確認できないほど
雪が多く残り、改めて昨年から今年にかけての異常気象を痛感。
山形県内は改めて確認日を別に設定することとし
私は仙台市内の墓地確認と、シベールのお店の
うさぎの石像の点検に向かいました。
シベール様の石像は電話で無事を確認はしていましたが
改めて点検が必要と思いお伺いしました。
全て問題なく元気に立っていました。感心感心(^^♪
その後仙台市の市営霊園に向かいました。こちらには弊社
建立のお墓があり、1件1件点検。
何万区画とある墓地ですが、全く動いていない地盤と
大きく被害が出ている地盤があり、立ち入り制限をした方が
いいと思われる場所もありました。
弊社で建立させて頂いた墓所はすべて問題がなくホッと
しましたが、同じ場所で完全に倒壊している墓所もあれば
ずれているため余震で倒壊しそうなところもあり、まだまだ
先は長いことを実感しました。
やっと正常に戻った山形県内のガソリン事情と比べ
いまだ行列が続く仙台市内。
お墓に行く手段もお墓に向かう気持ちもまだ先になりそうですので
お墓をご覧になった際のショックは大きいと思われます。
震災後まだまだ復旧の段階ですので復興には長い道程。
お墓も取り急ぎの復旧が必要と思います。
そのことが心の復興への一歩になると信じて。
信じよう、日本!
頑張ろう、日本!
福島の同業者から。
福島県内は御影石の産地です。
今回の地震で被災された採掘元もあれば
原発の避難指示地域に指定された所もあります。
昨日飯舘村の採掘元の石屋さんに地震後
2度目の連絡を入れました。
「明日からやります!」
15年ほどお付き合いさせてもらっている社長ですが
気丈に、その社長らしい言葉でした。
村民の2割が避難している状態ですが墓所の倒壊の修繕や
お客さんの注文に対応していくとのことです。
毎日変わる状況、続く余震など不安要素を抱えながら
明るく前向きに進もうとする姿に逆に勇気づけられます。
原発の問題から山形県にも多くの方が避難されています。
いくら政府の発表で大丈夫と言われても不安なのは当然
だと思います。 避難されてきた方々には落ち着くまで、
安心できるまで山形にいて下さいと申し上げたいです。
私たちの何かやらなければと焦る気持ちは時に空回り
することもあります。 でも気持ちだけはずっと持ち続け
準備をしていきたいと思います。
今日から弊社も通常に近い業務体制に戻ります。
今朝朝礼でみんなに話しました。
電気、水道、燃料、材料、資材…。
今回の震災で、いろんな理由から手に入らない状態が
まだまだ続く。お客様に提供するもので電気や燃料は節約
できる。 接着剤やセメントなどの資材は節約では品質に
問題がある。捨てることになる無駄を徹底して減らすようにと。
これもできることのひとつです。
今日も頑張りましょう(^O^)/
コンペティション。
弊社のある長井市には中学校が2校。
どちらも市内中学校の再編の際、
6校が新たな学区割りで2校になり
誕生した中学校です。
その中学校が30周年を迎えようとしています。
今回そのうちの1校が30周年の記念碑を
建立しようとしています。
その内容は生徒がどんな記念碑がいいかデザインし
そのデザインをもとに石材店3社がコンペを行うという
珍しい取り組みです。
生徒さんから提示頂いたデザインが3案。
それをもとに石材店がご提案するのが1案。
頭をやわらかくして臨まないと中学生に支持してもらえそうに
ないので、今週はふにゃふにゃでいきたいと思います。
あまり難しい話は持ち込まないでくださいm(__)m