日本舞踊家 乾参上
メモ
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11月20日(土)
大きい先生のリサイタルが国立劇場で開催されます。
その中の
荻江「松・竹・梅」の「梅」を乾が務めます。
実際には半素となりますが本質的には素踊りですので
派手な演出などはございませんが
舞踊の資質が丸分かりになることは必至。
緊張しますね。
そうでなくても弟子の一人として
師匠のリサイタルで舞台を務めさせていただくということは
とてもとても名誉なこと。
この夏の終わりに
霊峰月山へ登頂し参拝して身を清め
この大舞台に望んでおります。
月山へは毎年一人で参拝に登っており
特に大きい舞台を控えているときは
尚一層気持ちが引き締まります。
是非是非たくさんの方々にご覧いただければと思います。
チケットご希望の方はお問い合せ下さい。
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非常勤講師として伺っております。
近い将来、教育者となる学生達を対象に
日本の伝統文化に触れてもらおうという講座です。
理論では解っていても
実際に観たことがある人って少ないもんです。
ほとんどの子供達が一度はピアノ教室に通う昨今
日本の古き良き文化は敬遠されがち。
こうやって意識的に伝えようとしなければ
ややもすれば、消滅してしまうかも。
この日は80名ほどの学生諸君の前で
長唄「越後獅子」を踊ってもらいました。(by u-chyan)
学生諸君からも実際に晒しも振ってもらったのですが
なかなか苦戦してましたよ。
越後獅子は小学校の教科書にも出てますし
是非、曲も覚えていて欲しいですね。
講義終了後、女子学生達と。
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三つ面子守も頑張ってるので、つい・・・
2007年秋、さくふじ会で乾が務めた「三つ面子守」
結婚・出産でちょっとお休みしていたayumiちゃんが
頑張ってお稽古しております。
なかなかの難曲で、
おかめ・ひょっとこ・えべっさんを踊り分けて
滑稽な振りなんかは、ちゃんと踊れる人じゃないと無理なんですよ。


お稽古が終わった後は
持久走でもしたかのような息の上がりよう。
当日は、さぞかし楽しい舞台になることでしょう。
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お稽古もいよいよ佳境に入る頃となりました。
ほとんどの方が振りを最後まで覚えてくれましたし
(不安な方も若干名いるのですが)
あとは形を整えるお稽古になります。
4月に入って間もなく、かつら合わせがありました。
一人一人、頭にぴったり合ったかつらをこしらえるんです。
かつら屋の三浦さんとは
お互い親の代からのらお付き合い、
子供の頃からお世話になっております。
まずは頭の形にあわせて台金を小槌でコンコンコンコン。
アップで見るとこんな感じ。
富士額のところだって
おでこが張ってる人、平らな人、様々でしょう?
ほんの少々きつくても長時間かぶっていると
頭がヅキヅキ痛くなっちゃんですよ。
うちの姉妹二人とも舞踊会ではなしに、
結婚式の時の文金高島田なんかもお願いしたんです。
ぴったり合ったかつらのお陰で長時間の婚礼でも平気でした。
何年前のことやら・・・
完成品がこれ。
あとはここに毛を植え付けて
役にあった形に床山さんが結い上げます。
かつら合わせをすると
いよいよ!って言うか、実感が湧きますね。
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後援会総会がございました。
いつもいつもガッチリとお支えいただいている皆様
本当にありがとうございます。


会報なども発行しており
一年間の活動のご報告などをさせていただいております。
70名もの方にご出席いただき
感謝感激です。
総会には懇親会がつきもの。
ここで申し上げるまでもなく
小さい子供達のかわいい踊りやカラオケなどで
大いに盛り上がりました。
途中、おじいちゃん(実父)の
「ガンバレ〜〜〜!」のかけ声が、随所に入ります。
今年83歳になるのかな?
このかけ声が出るうちはまだまだゲンキ!
宴席の終盤、
長唄「松の緑」を舞わせていただきました。
皆さんほどよくお酒も回っていらっしゃるのに
シーンとさせちゃって、何だか申し訳ない感じでした。
こういう踊りは
やっぱり乾杯前にすべきだったかな?
中締めをしてもお帰りになる方も少なく
中締めから1時間経って本締めとさせていただきました。
でも何か物足りない・・・
あっ、そうだ!
妹の「どうにも止まらない」がまだ出ていない!!
仕方がないので
そのまま二次会へ突進いたしました。
あんなに騒いだの、久し振り。。。
あー、楽しかった!
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藤間章作「素踊りの会」。
無事、舞台を務めさせていただきました。
章作先生の定評ある素踊りをご覧になるべく
客席はたくさんの方々で満席でした。
きらびやかな舞台設営も衣装もない・・・
舞踊の神髄を見せようという意気込みが伝わります。
そんな中でも、ピンクの地に梅の模様がうっすら
乾の衣装は、これでも派手な方でした。
幕開きに「乾!」と大向こうがかかりましたが
こういう舞台の時はさすがに控えめな感じ。
今回も天童からお弟子さん達がたくさん来てくれて
楽屋のお手伝いもしてもらいました。
若い子達が揃いの紋付きで楽屋にいる風景って
いいですねえ。
今度からは楽屋の画像も撮りますね。