日本舞踊家 乾参上

清元「柏の若葉」文部大臣奨励賞受賞(平成2年)

はじめまして、藤間 乾と申します。
舞踊家としての舞台がある時以外は
天童市で子供達からお年寄り?まで
たくさんのお弟子さん達に日本舞踊を教えております。


          子供達はお稽古が大好き♪

どうしても東京での仕事が多くなってしまうのですが
天童のお弟子さん達のために極力時間を作って帰って来ます。

最近のお稽古場は
「天童なつメロ愛好会」さんの発表会が近いので
(12月6日 於:天童市市民文化会館)
その振り付けやら、お弟子さん達に手を移したりとか。

また、来年5月に催す「第5回 乾ふじ会」のお稽古もはじまっていて
お稽古場は相当活気に満ち溢れております。

自宅の近所に嫁いだ(と言ってももう20年以上も前に)妹も
娘と一緒に舞台に立つ予定です。

はてさて、ひと月のうち東京←→天童を何往復するんでしょう?
JRさんもマイレージ作ってほしい。。。


うちの研究所では日本舞踊だけでなく
長唄(唄・三味線)のお稽古もやっております。

名付けて「天声会」

お稽古している会員は8名で
初心者からベテランまで、はたまた
中学生からご隠居さんまで、
日本文化に慣れ親しんでおります。

画像は、先月、東京国立劇場で催された演奏会に
つるやの女将(妹)が天声会代表で出演した時のもの。
東京や名古屋、仙台のお弟子さんと一緒の舞台でしたので
賑やかで晴れがましい舞台だったと申しておりました。

なんと申しましても、
大きな舞台で唄うのは気持ちのいいものだとのこと。
出たがり目立ちたがり屋の女将ならではのクソ度胸。(アラはしたない)

一月に一度だけのお稽古ですけど
かなりの大曲にも挑戦して頑張ってますよ。
ご一緒に長唄のお稽古致しませんか?

 11月のお稽古日   11月29日 日曜日 a.m.10:00から

  お師匠さん     東音 皆川 健 先生

   稽古場      天童温泉 檜風呂の宿つるや

   お月謝      13,000円(諸経費込)

 



すごい大雪になりました。
そんな中
来年5月の「乾ふじ会」のお稽古に皆さん集合。



          ↑         ↑
        ミクリちゃん      いぬい   

  
長唄「舞妓」をお稽古中のミクリちゃん。
ミクリちゃんはおばあちゃんと一緒の舞台に立ちます。
もちろんおばあちゃんも舞妓さんに大変身!

まだお稽古し始めて間がないので
ほとんどの方に最初っから立ち稽古です。
最近足が痛みます。。。
年のせいか?

天童にいる時は
毎朝、妹のところへお風呂へ入りに行きます。
温泉はやっぱり違いますねえ。
痛んでいた足がアイロンかけたみたいに
ピンシャンとなりますもの。



こちらは大きいお弟子さん達。熟女編か?
あ、手前のUちゃんはまだ20代です。

さて今年もあとわずか、
皆さん一生懸命お稽古して
素敵な舞台に致しましょう〜♪



新春にふさわしい演目
『鏡獅子』が出るということで
我が舞踊研究所は観劇ツアーを組みました。

なぜならば、5月の乾ふじ会で
humikaがこの『鏡獅子』を踊るんです。
せっかくだから実際の舞台をその目で見て欲しいってことで。

今話題の海老蔵さんが務めたのですが
何せでかい!
可愛らしいはずの弥生が
とにかくでかい!

でも、後ジテはさすがに勇壮でした。
毛を振るわけですが
髪洗い(チリチリチリチレドチチリチリチレ・・・三味線の手)
一ぱい目あたりでへこたれそうな気配があったので

思わず

「がんばれ〜〜〜〜!」

などと叫んでしまいました。
ああ、ジー様に似たのね。。。(解る人は解るよね)

その美声が海老様に届いたのか
なんと、髪洗い四はいも毛を振りましたよ!
およそ50回くらい?

これ、26日まで毎日やるんですよね。
役者さんは流石です。

今回は7名の参加でした。
お正月のことですから着物姿で
しかも桟敷席での観劇です。

花道が目の前ですし
すっかり堪能いたしました。

また何か興味のある出し物があったら
観劇ツアー第二弾、組みましょう。

師匠以外は着物を脱いでお台場へ。
四姉妹みたいでしょ。。。(汗)



humikaはきっと可愛らしい弥生になることでしょう。



お稽古場の玄関では
御神楽の人形がけたたましくお出迎え。
笛の音にあわせて
クネクネ、クネクネと踊るんです。

さて、11日、
出羽三山の山伏勧進の皆様から
舞台のお清めをしていただきました。
お弟子さん達、皆さん着物で参拝致しました。

法螺貝で清々しくお清めしていただいた舞台で
お稽古がはじまっております。

今日はお姉さん格の ayumi ちゃん。



三つ面子守をお稽古中です。

そして、
いつも最後になっちゃう you ちゃん。



彼女は素踊りで越後獅子。

さあ、じっくり仕上げていきましょう!
鏡獅子のお稽古、頑張ってますよ。

humika は今年のお正月
新春観劇ツアー
しっかり研修しました。

頭の中にイメージを作るって
大事なことなんです。

鏡獅子はどんなに力量があったとしても
体力が続かなければ踊りきれません。
力量と体力、そこに弾けんばかりの若さも加わって
凛とした弥生に仕上げていきます。

胡蝶の二人も頑張ってます。
どんなにか可愛いらしい胡蝶になることでしょう。
aruちゃんとayakaちゃん。



胡蝶と言えども踊りは結構長い。
小さい二人には無理?と思ったこともありましたが
いやいやどうして、なかなか根性あります。



しっかりお稽古して
大人になったら「鏡獅子踊りたい!」
なんて言ってくれたらいいな。

あ、そうそう。
なにを隠そうこの humika は 
第3回乾ふじ会で
会主・乾が鏡獅子を踊った際
胡蝶で出てくれてたんですよね。

途中、2度の受験などもあった中
ずーっとお稽古続けてお名取りにもなって
なんか、万感せまるものがございます。



長唄のお弾初めがありました。

月に一度、
東京から皆川健先生においでいただいて
お稽古しております。

今回は仙台・仙声会の方にもご参加いただき
総勢12名でのお弾初めでした。

童謡集あり、
オリジナル曲「伊達政宗」ありで
番数少ないながらも充実しておりました。



大曲「鷺娘」なんかも出ましたよ。



プログラム最後の演目は「鶴亀」
立ち方は藤間乾が務めました。



演奏終了後
皆さんで集合写真を撮って一本締め。

「ヨ〜!シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャンシャン!!」

月に一度だけのお稽古ですけど
皆さん一生懸命です!
昨日、私どもの
後援会総会がございました。
いつもいつもガッチリとお支えいただいている皆様
本当にありがとうございます。





会報なども発行しており
一年間の活動のご報告などをさせていただいております。

70名もの方にご出席いただき
感謝感激です。

総会には懇親会がつきもの。
ここで申し上げるまでもなく
小さい子供達のかわいい踊りやカラオケなどで
大いに盛り上がりました。

途中、おじいちゃん(実父)の
「ガンバレ〜〜〜!」のかけ声が、随所に入ります。
今年83歳になるのかな?
このかけ声が出るうちはまだまだゲンキ!

宴席の終盤、
長唄「松の緑」を舞わせていただきました。
皆さんほどよくお酒も回っていらっしゃるのに
シーンとさせちゃって、何だか申し訳ない感じでした。

こういう踊りは
やっぱり乾杯前にすべきだったかな?

中締めをしてもお帰りになる方も少なく
中締めから1時間経って本締めとさせていただきました。
でも何か物足りない・・・
あっ、そうだ!
妹の「どうにも止まらない」がまだ出ていない!!

仕方がないので
そのまま二次会へ突進いたしました。
あんなに騒いだの、久し振り。。。
あー、楽しかった!


5月の乾ふじ会で、会主・乾は
清元「かさね」を務めさせていただきます。

慣例に習い
【かさね塚】にお参りに行ってきました。

前回、かさね役をやらせていただいた時は
一人寂しくお参りに伺ったものでしたが
今回は、なんと、
与右衛門役をお願いしている
花ノ本流お家元・花ノ本 海さんが
ご一緒して下さったんですよ。

しかし、親子みたいに見えなくもなく・・・

お忙しいのに、
本当にありがとうございました。



東京目黒区にある祐天寺
ちょうど桜がいいアンバイでした。



あ、エルメスの紙袋が写っちゃってる。。。
プログラムに載せる時は
ここ、切ったほうがいいかな?

ご祈祷後、
赤と青のお守りをいただきました。

無事に舞台が務められますように。


5月の乾ふじ会公演まであとひと月ほどとなり
お稽古もいよいよ佳境に入る頃となりました。

ほとんどの方が振りを最後まで覚えてくれましたし
(不安な方も若干名いるのですが)
あとは形を整えるお稽古になります。

4月に入って間もなく、かつら合わせがありました。
一人一人、頭にぴったり合ったかつらをこしらえるんです。

かつら屋の三浦さんとは
お互い親の代からのらお付き合い、
子供の頃からお世話になっております。



まずは頭の形にあわせて台金を小槌でコンコンコンコン。



アップで見るとこんな感じ。

富士額のところだって
おでこが張ってる人、平らな人、様々でしょう?
ほんの少々きつくても長時間かぶっていると
頭がヅキヅキ痛くなっちゃんですよ。

うちの姉妹二人とも舞踊会ではなしに、
結婚式の時の文金高島田なんかもお願いしたんです。
ぴったり合ったかつらのお陰で長時間の婚礼でも平気でした。
何年前のことやら・・・

完成品がこれ。



あとはここに毛を植え付けて
役にあった形に床山さんが結い上げます。

かつら合わせをすると
いよいよ!って言うか、実感が湧きますね。

いよいよ5月に入りました。
お稽古も仕上げの段階になりました。

「鏡獅子」の胡蝶も頑張ってお稽古しましたよ。

どんなにか可愛らしい胡蝶になることでしょう。

もちろん弥生後ジテ獅子の精を務めるhumikaも
しっかり踊っております。



お稽古で使う毛は黒いんですよね。
なんとなーく怖い感じもしないではなく。。。

「鏡獅子」は第一部の最後の演目。
どうぞお楽しみに。

第二部は藤間章作先生の「傀儡師」で始まって
乾の「かさね」で終演となります。
終演時間はだいたい5時半くらいでしょうか。
毎日アップしてすいません。
三つ面子守も頑張ってるので、つい・・・

2007年秋、さくふじ会で乾が務めた「三つ面子守」

結婚・出産でちょっとお休みしていたayumiちゃんが
頑張ってお稽古しております。

なかなかの難曲で、
おかめ・ひょっとこ・えべっさんを踊り分けて
滑稽な振りなんかは、ちゃんと踊れる人じゃないと無理なんですよ。





お稽古が終わった後は
持久走でもしたかのような息の上がりよう。

当日は、さぞかし楽しい舞台になることでしょう。
舞台写真はやっぱりプロにはかないません。
カメラがちがうのかなあ。
いやいや、やっぱ腕でしょ、ウデウデ。

もうすぐ届く頃かと思うのですが
随分更新もストップしたままなので
身内(義弟)が取った物をアップしました。

親子競演の「羽根の禿」。
この親子競演は「手習子」「舞妓」に次ぐ第三弾。
至福の舞台でございましたよ。

今日はこんな写真ですけど
順次、更新して参りますのでお楽しみに。
山形大学地域教育文化学部
非常勤講師として伺っております。
近い将来、教育者となる学生達を対象に
日本の伝統文化に触れてもらおうという講座です。

理論では解っていても
実際に観たことがある人って少ないもんです。
ほとんどの子供達が一度はピアノ教室に通う昨今
日本の古き良き文化は敬遠されがち。
こうやって意識的に伝えようとしなければ
ややもすれば、消滅してしまうかも。



この日は80名ほどの学生諸君の前で
長唄「越後獅子」を踊ってもらいました。(by u-chyan)
学生諸君からも実際に晒しも振ってもらったのですが
なかなか苦戦してましたよ。



越後獅子は小学校の教科書にも出てますし
是非、曲も覚えていて欲しいですね。



講義終了後、女子学生達と。


写真ができあがってきました。
まずはご祝儀で松の緑。
会主の三男です。

美容師として頑張っている毎日
いつお稽古する気だろうと思っていたら
午前2時とか3時とかに
「お稽古お願いします」でした。

確かにそのあたりの時間は稽古場にいて
さまざまな雑用をこなしたり
ようやっと自分のお稽古をしようかと思う時間。

仕事を休むことなく
人知れず夜中に頑張った倅。
無事、舞台を務めた後
思わず駆け寄ってハグしたところ
「やめろよー!」ですって。ったくぅ!
誰が命がけで育てたと思ってるんだ!(笑)

この舞台の三味線を長男が務めたこともあり
身内にとっては格別の舞台でございました。