日本舞踊家 乾参上
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写真ができあがってきました。
まずはご祝儀で松の緑。 会主の三男です。 美容師として頑張っている毎日 いつお稽古する気だろうと思っていたら 午前2時とか3時とかに 「お稽古お願いします」でした。 確かにそのあたりの時間は稽古場にいて さまざまな雑用をこなしたり ようやっと自分のお稽古をしようかと思う時間。 仕事を休むことなく 人知れず夜中に頑張った倅。 無事、舞台を務めた後 思わず駆け寄ってハグしたところ 「やめろよー!」ですって。ったくぅ! 誰が命がけで育てたと思ってるんだ!(笑) この舞台の三味線を長男が務めたこともあり 身内にとっては格別の舞台でございました。 |
山形大学地域教育文化学部へ
非常勤講師として伺っております。 近い将来、教育者となる学生達を対象に 日本の伝統文化に触れてもらおうという講座です。 理論では解っていても 実際に観たことがある人って少ないもんです。 ほとんどの子供達が一度はピアノ教室に通う昨今 日本の古き良き文化は敬遠されがち。 こうやって意識的に伝えようとしなければ ややもすれば、消滅してしまうかも。 この日は80名ほどの学生諸君の前で 長唄「越後獅子」を踊ってもらいました。(by u-chyan) 学生諸君からも実際に晒しも振ってもらったのですが なかなか苦戦してましたよ。 越後獅子は小学校の教科書にも出てますし 是非、曲も覚えていて欲しいですね。 講義終了後、女子学生達と。 |
5月の乾ふじ会公演まであとひと月ほどとなり
お稽古もいよいよ佳境に入る頃となりました。 ほとんどの方が振りを最後まで覚えてくれましたし (不安な方も若干名いるのですが) あとは形を整えるお稽古になります。 4月に入って間もなく、かつら合わせがありました。 一人一人、頭にぴったり合ったかつらをこしらえるんです。 かつら屋の三浦さんとは お互い親の代からのらお付き合い、 子供の頃からお世話になっております。 まずは頭の形にあわせて台金を小槌でコンコンコンコン。 アップで見るとこんな感じ。 富士額のところだって おでこが張ってる人、平らな人、様々でしょう? ほんの少々きつくても長時間かぶっていると 頭がヅキヅキ痛くなっちゃんですよ。 うちの姉妹二人とも舞踊会ではなしに、 結婚式の時の文金高島田なんかもお願いしたんです。 ぴったり合ったかつらのお陰で長時間の婚礼でも平気でした。 何年前のことやら・・・ 完成品がこれ。 あとはここに毛を植え付けて 役にあった形に床山さんが結い上げます。 かつら合わせをすると いよいよ!って言うか、実感が湧きますね。 |
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昨日、私どもの
後援会総会がございました。 いつもいつもガッチリとお支えいただいている皆様 本当にありがとうございます。 ![]() ![]() 会報なども発行しており 一年間の活動のご報告などをさせていただいております。 70名もの方にご出席いただき 感謝感激です。 総会には懇親会がつきもの。 ここで申し上げるまでもなく 小さい子供達のかわいい踊りやカラオケなどで 大いに盛り上がりました。 途中、おじいちゃん(実父)の 「ガンバレ〜〜〜!」のかけ声が、随所に入ります。 今年83歳になるのかな? このかけ声が出るうちはまだまだゲンキ! 宴席の終盤、 長唄「松の緑」を舞わせていただきました。 皆さんほどよくお酒も回っていらっしゃるのに シーンとさせちゃって、何だか申し訳ない感じでした。 こういう踊りは やっぱり乾杯前にすべきだったかな? 中締めをしてもお帰りになる方も少なく 中締めから1時間経って本締めとさせていただきました。 でも何か物足りない・・・ あっ、そうだ! 妹の「どうにも止まらない」がまだ出ていない!! 仕方がないので そのまま二次会へ突進いたしました。 あんなに騒いだの、久し振り。。。 あー、楽しかった! |
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藤間章作「素踊りの会」。
無事、舞台を務めさせていただきました。
章作先生の定評ある素踊りをご覧になるべく
客席はたくさんの方々で満席でした。
きらびやかな舞台設営も衣装もない・・・
舞踊の神髄を見せようという意気込みが伝わります。
そんな中でも、ピンクの地に梅の模様がうっすら
乾の衣装は、これでも派手な方でした。
幕開きに「乾!」と大向こうがかかりましたが
こういう舞台の時はさすがに控えめな感じ。
今回も天童からお弟子さん達がたくさん来てくれて
楽屋のお手伝いもしてもらいました。
若い子達が揃いの紋付きで楽屋にいる風景って
いいですねえ。
今度からは楽屋の画像も撮りますね。