心温まるいい話 「45年後の初メール」

  • 心温まるいい話 「45年後の初メール」

これは、まなびピア2014宮城大会の参加事業として、

倫理研究所が東北放送とタイアップしてラジオ放送したものです。

全30話のうち、私的に選りすぐった3話をお届けします。

今週は、その2として表題のお話をお届けします。

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5年前、パソコンで偶然「Sounds of The Far East Network」
という記事を発見し、その中の "Guests" という欄があり、

1950年代から1980年代に日本のFEN放送のために駐留した
約150人の軍人のリストが掲載してありました。

その中に、アナウンサーの一人
「Bob Beck」のEメールアドレスがありました。

1964年から1966年の私の職場は三沢の米軍基地内で、
毎日アメリカ人放送の英会話と音楽に魅了され、FENのトリコになりました。

特に、月曜日から金曜日、11時5分から12時オンエアの彼の番組
「Country Club」 にのめり込み、テープに録音して、
勤務終了後や土日に聞いてリラックスしていたものです。

45年後の現在も、月に1、2度懐かしく聞いています。
この旨を彼にメールした所、数日後返信がありました。

概要は…
「アナウンサー冥利に尽きます。メールに私の1963年と2006年の
顔写真を貼りつけましたのでご覧ください。

最後に一つお願いがあるのですが…。
このメールに私の住所を記載しています。

貴方が録音した私の番組のテープを空輸できませんか?
もし私の手に届いたら、孫に聞かせ、また地元の軍事博物館で
流したいのですが」という主旨でした。

私は早速2時間分のテープを2本、4時間ダビングして彼の住所
フロリダ州に空輸。

すると数日後。

お礼のメールとその約1週間後にFENのアナウンサー時代の、
ヘッドホンをかけてマイクに向かっている額入り写真が送られてきました。

そして写真には・・・、

To Susumu Asano,
Thank you For your Loyalty THrough The Year
(長年聴いてくれてありがとう)
Bob Beck

という返礼に私は驚きました!
この写真とメールは私にとって「お宝」です。

2015.02.05:壱岐産業:[事務局ノート]