生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎発想の転換
「早起きは三文の徳」といいます。辞書などによると「早起きすると良いことがある。朝早く起きれば、健康にも良いし、それだけ仕事や勉強がはかどり得をする。朝寝を戒める意味を込めて使う」と記されています。
近年、旅先での早い時間帯の観光が人気を集めています。例えば、暑い夏の間、日中よりも混雑が避けられ、涼しく澄んだ空気を感じながら観光を満喫できるのが人気の要因のようです。
神社・仏閣では早朝の参拝客に対応するため、拝観の時間帯を変更しているところがあるといいます。また、宿泊施設においては朝食時間の延長をできるようにするなど、様々な分野に影響が広がっています。
日常生活でも、早朝の時間に活動する社会人も増えており、資格試験のための勉強や健康維持のためスポーツジムへ通うなどで有効活用しているそうです。
まずは、自分にとって有効な時間を見つけ、そうしたやる気と集中力が高まる時間に、自己研鑽に努めましょう。
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<コメント>
早起きは三文の得、とも書くようですが、三文というのは今でいえば100円程度ということで、儲かったとしてもわずかではあります。しかし、塵も積もれば山となる。小さな「徳」を積み重ねれば、品性がちょっとずつ築かれていく、とも言えますね。
話を本論に戻しましょう。確かに最近の温泉旅館は朝早い朝食時間も設定してくれていて助かります。
朝の清々しさを感じることももちろんですし、せっかくの旅行をたっぷり満喫するうえでもスタートを早くしたい、というのが人情(欲張り気質の私には必須条件)です(笑)。
倫理法人会のモーニングセミナーも朝6時から7時というゴールデンタイムに行われています。週に1回ですが、これに参加すると朝から活力ある1日が送れます。
立ち上がりの遅い本格派ピッチャーが、2回以降は完璧なピッチングを披露するも、初回の失点が響き敗戦投手。
ありがちな話です。スタートダッシュでいきましょう。
◎情報の選択
Aさんにとっては入社以来の大役です。張り切って資料を集め、構成を練り、連日遅くまで発表の準備を行ないました。
その結果、当日は言いよどむことなくプレゼンはスムーズに進行し、その後の質疑応答まで順調に運んでいました。
しかし、持ち時間の終わり際になって、資料に掲載した表の数字が間違っていると、取引先の重役から指摘されたのです。
その表は、インターネットで見つけ、出典を確認せずに採用してしまったものでした。当然今回は契約に至らず、Aさんが後日お詫びに訪問すると、担当者が正しいデータを用意してくれたのです。
温かな心遣いに触れると同時に、Aさんは情報元の確認、信頼度の高いデータを提示する重要性を痛感したのでした。
誤った情報の発信は会社や個人の信頼を損ないます。情報の溢れる現代社会においては、その取捨選択が要となるでしょう。
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<コメント>
正しい数字を使うことは、当たり前とはいえ、とても大切なことですね。根拠となる数字が違っていると諸々の前提が崩れてしまいます。
NET上の資料は、よく確認しないと二次利用されたものなども多く、公的なものでもいつのデータなのか、しっかり把握する必要がありますね。
他の部分がうまくいっても、それ1つで全体の信用もガタ落ちになるので、気をつけたいですね。