ハモコミ通信2023年6月号

  • ハモコミ通信2023年6月号

生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。


 

◎運が開ける生き方

コメディアンで、「欽ちゃん」の愛称で親しまれている萩本欽一氏は、人生を好転させるポイントを次のように述べています。

「いやな目に合ったときは、その相手を 『敵』 とか『やなやつだ』 と思わず 『恩人』 と思えば運が開けます」

例えば業務において、職場の上司から時に厳しいアドバイスを受けたり、お客様からのクレーム等で気分を害し、相手に対して苦手意識を持ってしまうこともあるでしょう。

心が傷つき立ち直るのに時間を要することもあるかもしれません。

その時の悔しい思いをバネにして、相手から指摘を受けたことを真摯に受けとめ、一層の努力を重ねて自分の至らない部分を克服できたとすれば、その相手は自分が変わるきっかけをくれた「恩人」と捉えることもできるというのです。

職場でも日常生活においても、人は時に衝突することがあります。

一方的に相手を責めていても状況は好転しません。

その時には「自分に至らない部分を教えてくれている」と前向きに受けとめ、心を切り替えたいものです。

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<コメント>

一方的に相手を責めても状況は好転しない、ということに気づいて腹落ちするのに、ずいぶん年月を費やしてきたように思います。

理屈として頭で理解していたとしても、そのとおりにできない事例が多々出現するのです。どう考えても相手がおかしい、正すべきだ、あるいは、言っていることはわかるが、言い方が気に入らない、などなど(笑)。

そこでまず、仮に相手の言い分に問題があってそのことを責めたとしても、責められた方は必死で自己防衛に努めることになり、良い結果は得られない、と自覚すること。

そして、相手の価値観やものの見え方にも一理あるのではないかと考えてみる。さらには、このコラムのように、あの人はこちらが気づかなかった視点を教えてくれた先生だったんだ、と捉え直す。これでほぼ解決です(笑)。

 


 

◎作業興奮

仕事をする上でいつも明るく前向きな姿勢で業務に邁進(まいしん)していれば、予期せぬトラブルや問題もすぐに対処することができるでしょう。

しかし、なかなかやる気が起きず、
仕事に手が付けられないこともあります。
やる気はそう簡単には湧いてきません。

そんなときは実際に体を動かしてみると良いとされています。

まず取り掛かってみることで脳が次第に活性化し、少しずつやる気が出てのめり込んでいくことがあります。

これを「作業興奮」といいます。

例えば、あまりやる気が出ない状態でも、一日のスケジュールを確認してみたり、メールの返信をしたりするといいでしょう。

つまり、取り掛かるまでのスピードが重要なカギを握っているといえます。できるだけ早く取り組むことで、少しずつやる気が出てきます。

日頃から気がついたこと、すぐにやるべきことに取り組む習慣をつけて脳を活性化させ、その日の業務にあたりたいものです。

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<コメント>

やると決めた以上、気乗りしないことも少し手をつけると乗ってくる、という経験は誰もが持っているでしょう。

つい先日読み終わった分厚い本なども、読むべき必要な本であることは明かなのですが、日々の忙しさにかまけて、しばらく放置されていました(笑)。

脳を意識したわけではありませんが、コラムに書かれていることは承知していたので、今日は1ページだけ読もう、今日も1ページ、と、3日間で3ページだけ読んだ時がありました(笑)。

作業興奮には、いくらなんでも1日1ページでは足りないのでしょうが、抵抗感が薄れたのは間違いありません。

自分の脳をコントロールするって考えると、よ~し、やってやる、って思えてきませんか?


2023.05.30:壱岐産業:[事務局ノート]