だいぶ寒くなってきました。
この季節、洗濯物をたたんでいると・・・
あっ!カメムシ!
タオルにとまって日向ぼっこしていたね~!
カメムシが好きな人はあまりいません。
臭いにおいを出す不快な虫。
数年前、岩手県葛巻町の江刈小学校の校長先生が
楽しそうにこんな提案をしたそうです。
「葛巻にはたくさんカメムシがいますね。
いろんな種類がいるようです。
わたしも知らないのでいっしょに調べてみませんか?
みんなでカメムシはかせになりましょう!」
(月刊たくさんのふしぎ2016年11月号「わたしたちのカメムシずかん」より)
最初は、厄介者のカメムシに乗り気じゃなかった子供たち。
見つかったカメムシの記録が廊下に貼りだされていくと、
みんな興味を持ってどんどん探し始めて楽しくなって、
1年間で35種のカメムシを発見したそうです!
そしてこの活動はカメムシ専門家に伝わり、
地域ぐるみの科学プロジェクトに発展したとのこと。
このお話のサブタイトル通り
「やっかいものが宝ものに」なりました。
「月刊たくさんのふしぎ」は小学生向けの科学雑誌です。
私の理解力にちょうどよく、絵本のような挿絵も楽しい!
身の回りにあるいろんな題材が取り上げられています。
それらの素晴らしさを知ると、感動して幸せな気持ちになるので、
たま~に図書館に借りにいきます。
「わたしたちのカメムシずかん」の作者、鈴木海花さんからのメッセージ。
『「宝もの」はみなさんのすぐそばに』