女川原子力発電所見学

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経理担当の長谷川育子です。

スタッフブログ2回目の登場です。

 

何もわかっていませんでした。原発について、自分勝手なイメージで考えていました。
福島の事故から7年、原発に関する情報はたくさん耳にしていたはずなのに、本当に理解しようとして聞いていたわけではなかった自分に気づかされました。

原子力発電というのは、核分裂によって生み出されるエネルギーを用いていることは知っていましたが、核分裂で何か爆発のようなことが起こって、それで電気を生み出しているように思っていました。正しい理解に基づかない勝手な怖いイメージです!

しかし今回、PRセンターで原子力発電の仕組みについて学び、正しい知識を得ることができました(自分の理解の範囲内ですが…)。原子力発電は、蒸気の力でタービンを回し、発電機を動かして電気をつくっていること、水を蒸気に変えるために、核分裂の熱を用いていることを、原子炉を2分の1に再現した模型などを用いて、わかりやすく教えていただきました。安全対策について教えていただく過程で、福島の事故原因もよく理解できました。放射線量についても、私の持っていたイメージと実際は、やはり違っていました。

加えて、女川原発は静かに再稼働を待っていると、これも私は勝手に思っていました。でも実際には、安全対策を強化するために多くの人々が忙しく、真剣に働いておられました。福島の原発でも、事故前もそして今も、誠実な仕事がなされている(いた)のだと思います。万が一に備えて緊張感を持続していくことは本当に大変なことだと思います。そのような人々の仕事に支えられて生活できていることを忘れないようにしたいです。

この見学会で、原発についての関心を深めることができました。原発で働く人々への感謝も深まりました。どんなことも「ちゃんと知る」ことから始まると感じました。自分は何も知らないという謙虚さを忘れず、何事も、批判ではなく知って理解するよう努力したいです。貴重な体験ができ、感謝しています。
 

2018.03.31:壱岐産業:[事務局ノート]